未経験からWebライターになるには?【5ステップで解説】

「Webライターのはじめ方を知りたい」
「未経験だけどWebライターで稼ぐには何をすればいい?」
「Webライターの仕事はどこで探すべき?」
こういった悩み・疑問を抱えている人へ、 未経験から副業としてWebライターになり、今ではオウンドメディア運用/管理しているぼくが「Webライターになる方法・転職する方法」を0からまとめました。
監修者:しょうた
この記事を書く私は、Webマーケティング会社のSEOコンサルタントとして、11業種の企業サイトを担当し売上アップに貢献しました。現在では、美容クリニックの専属Webマーケターとして、SEO施策・Webライティング・オウンドメディア運用/管理・SNS運用・アフィリエイト広告を担当しています。
今回お伝えする内容は、以下のとおりです。
- 未経験からWebライターになるには?
- Webライターの仕事内容
- Webライターに求められるスキルとは?
- Webライターの収入と稼げるまでの期間
- Webライター3つのキャリア
- Webライターに関するQ&A
ぼくも副業としてWebライターをはじめるときは、文章術もライティングスキルもない状態でした。たくさん失敗して、お金も時間も無駄にしました。
そこでこの記事では、Webライターをはじめたときに知りたかった内容を網羅的にまとめています。この記事を読んでいるあなたには「Webライターで失敗してほしくない」という気持ちで記事を書きました。
この記事を読めば、失敗せずにWebライターになれるでしょう。
わからないところがあれば、ぼくのTwitterアカウントまでお気軽にご連絡ください。できる限り、すべてお答えいたします。
気になるところがあれば、目次から飛ばして読むのもOKです!
未経験からWebライターになるには?【5ステップで解説(副業ならこれでOK)】
未経験からWebライターになる方法は、次の5ステップです。
- ①本を読む
- ②ブログを開設する
- ③SEOを意識しつつブログを書く
- ④クラウドソーシングに登録する
- ⑤仕事を探して案件に応募する
ぼくも5ステップで副業ライターになり、文字単価3円まで受注できました。文章が苦手だったぼくでもできたので、未経験でも心配ありません。
それでは、順番に解説しますね。
本を読む
まずは基礎学習として、下記3冊の本を読みましょう。Webライティングの基礎が身に付き、ライティング案件も取りやすくなります。
✔️20歳の自分に受けさせたい文章講義
この本は「文章の書き方の基本のキ」を詳しく解説しています。ぼくもこの本で文章の基礎知識を学びました。
具体的には以下のことが学べます。
- そもそも文章とは何か?
- 読まれやすい文章を書くためのリズムの作り方
- 読まれる構成作り
- 読者を惹きつける考え方
✔️沈黙のWebライティング
この本は「Webライティングに特化した文章の書き方」をわかりやすく解説しています。
具体的には以下の内容が学べます。
- SEOライティングの基礎
- SEOに効果があるライティング方法
- 視覚的・論理的に読みやすく、わかりやすい文章の書き方
分厚い本ですが、マンガ調のストーリー形式なので読みやすく、章が終わるごとに詳しい解説もあるので理解しやすい。1日あればすぐに読み終わりますよ。
✔️頑張ってるのに稼げない現役Webライターが毎月20万円以上稼げるようになるための強化書
この本は「Webライターとして活躍するための営業術」がまとめられています。
具体的には以下のことが学べます。
- 稼げない原因
- クライアントとの付き合い方
- クラウドソーシング以外で案件を獲得する方法
この本を読めば、Webライターで稼ぐための情報が手に入ります。これからWebライターの仕事を獲得する上で読んでおきたい1冊です。
と感じると思いますが、Webライター未経験ならこの3冊で十分。なぜなら、Webライティングスキルは「勉強」よりも「実践」で身に付くものだからです。
「もっとスキルを伸ばしたい」「もっと単価が高い仕事を受けたい」となれば、違う本を読めば大丈夫です。Webライターになってからも勉強は続きますよ。
紹介した3冊はどれも読みやすいので、勉強は1ヶ月以内に済ませましょう。
ブログを開設する
ブログ開設は読書と同時に進めましょう。
ブログはWordPressで開設するのがおすすめです。
なぜ無料ブログ(はてなブログ・Amebaブログなど)ではなくWordPressが良いかというと、理由は以下の3つです。
- Webライターの仕事でWordPressを使うから
- ライティングの練習ができるから
- 実績になるから
WordPressが使えるようになると入稿作業もできるので、Webライターとして稼ぎやすくなります。
WordPressは自分のサイトなので、ブログ記事が消されることはありません。ライティングスキルやデザインスキルが伸ばせます。
あなたが書いたブログがSEOで上位表示を取れれば、クライアントへアピールできる実績にもなるでしょう。
という人もいるでしょう。
大丈夫です。パソコンが苦手・機械が苦手なぼくでも、簡単にブログ開設ができました。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
WordPressブログのはじめ方を89枚の画像でわかりやすく解説▶︎
SEOを意識しつつブログを書く
ブログを開設したら、SEOを意識しつつブログを書いてみましょう。ブログを書くときは、本で学んだ内容を実践すればOKです。
ただ、大切なポイントがあるので下記にまとめますね。
- ブログテーマはなんでもOK(得意なこと、好きなことを書くと良い)
- 1記事1キーワードを意識する
- まずは10記事書く
- タイトルにはキーワードを入れる
- 見出しを入れる(hタグ)
もし書くことが思い浮かばないなら、過去の自分に向けたアドバイスでもOKです。たとえば以下のとおり。
- ブログを開設したなら「WordPressの開設方法」
- 転職に成功したなら「転職を成功させるノウハウ」
- 買ってよかった本や商品があるなら「レビュー記事」
最初の実績作りとして、まずは1記事書いてみましょう。それでも「記事が書けない」「記事は書けたけど添削してほしい」なら、ぼくのTwitterのDMまでご連絡ください。
もちろん無料で、ぼくが今まで培ったノウハウをお伝えします。
クラウドソーシングに登録する
記事を書くことに慣れたら、次のステップとしてクラウドソーシングに登録しましょう。
クラウドソーシングとは、仕事を依頼したいクライアントが仕事を探しているワーカーとマッチングするサービスのことです。
クラウドソーシングをおすすめする理由は下記の3つ。
- 日々たくさんの仕事が更新されているから
- 初心者でも仕事が受けられるから
- 信頼が目に見えてわかるから
クラウドソーシングは案件探しと営業のハードルが低く、初心者でもWebライターの仕事が受けられます。
なので、ブログを10記事書いたらクラウドソーシングに登録しましょう。
そう思うかもしれませんが、最初にお話ししたとおり、Webライティングスキルは「勉強」よりも「実践」で身に付くもの。
実際に記事を書くことが、効率よくライティングを学べる方法です。
クラウドソーシングと言ってもたくさんあるので、ぼくがおすすめする3サイトを紹介します。Webライターの仕事が豊富にあるので登録必須です。もちろん無料で登録できますよ。
- クラウドワークス:案件数No1
- ランサーズ:サポート充実
- ライターステーション:Webライター案件に特化
クラウドワークスとランサーズは有名で、マナブさんやクニトミさんなどのインフルエンサーもおすすめしています。
次に、登録したらプロフィールを記入しましょう。クライアント(仕事を依頼する人)は、プロフィールを見て仕事を任せるか検討します。
プロフィールに名前しか書かれていなかったら、クライアントはあなたに仕事を任すことはできません。
プロフィールに書くことをまとめましたので、下記を参考にして作成しましょう。
✔️プロフィールに書くこと
- アイキャッチ画像:自分の写真orイラスト
- 軽い自己紹介
- 実績(ブログも可)
- 得意ジャンル
- 経歴
- 稼働時間
- 使用ツール<
以下は、ぼくがWebライター3ヶ月目のときのプロフィール文です↓
はじめまして!〇〇と申します。
プロフィールを閲覧いただきありがとうございます。
私は現在、本業でWebマーケターをしながら、ブログ運営やWebライティング活動をしています。以下、実績や得意ジャンル、経歴などを記載しましたので、ご確認ください。
【実績】
・ブロガー歴2年(https://www.shota-blog.info)
・本業でもWebライティング経験あり
・検索順位1位のキーワード多数あり
【得意ジャンル】
①ブライダル業界
ブライダル業界であれば、本業として活動していたため、実体験に基づいた記事を執筆できます。
②アウトドア
キャンプを趣味にしているため、アウトドアに関する執筆もできます。
時間があるときは、日帰りキャンプや旅行を彼女としています。
そのような経験を活かして、
・一人キャンプに最適なスポットを紹介
・【初心者必見】キャンプに必要ものとは?
などの執筆もさせていただきます。
③メンズ美容(医療脱毛)
私事ですが、肌のお手入れやムダ毛処理を入念にしています。
最近は男性でも美容する時代なので、
・男性におすすめの化粧水◯選
・女性も羨ましがる!肌のお手入れ術とは〜
なども可能です。
以上でございます。
本業でもクライアント様の記事執筆・記事チェックをしておりますので、Webライティングの基礎は理解しています。
【経歴】
・2016年11月 外資系ホテルへ入社(ウェディングプランナーとして採用)
・2020年6月 ブログをはじめる
・2020年9月 動画編集をはじめる
・2021年4月 SEOコンサルタント
・2021年7月 美容クリニック専属Webマーケター
現在に至る
【稼働時間】
平日の1日2~3時間
休日の1日4~7時間
【使用ツール】
・WordPress
・Googleアナリティクス
・サーチコンソール
・キーワードプランナー
・Ubersuggest
・ラッコキーワード
・ラッコツールズ
・O -DAN
・イラストAC
【趣味】
・ブログ
・SNS
・カフェ
・旅行
・投資
丁寧かつ迅速なレスポンスを心がけております。
何か質問がございましたら、お気軽にお声がけください!
何卒、よろしくお願い申し上げます。
「Webライターとして売上アップに貢献したい」という熱意が伝われば、クライアントもあなたに仕事を頼んでくれます。
ぜひ参考にしてくださいね。
仕事を探して案件に応募する
プロフィールが書けたら、ひたすらWebライター案件に応募(提案)しましょう。
ただ、応募するときのポイントがあります。それは下記の5つです。
- プロジェクト案件に応募する
- 単価は0.5円〜1円以下
- 得意ジャンルなら迷わず応募する
- 案件が獲得できるまで諦めない
- 提案文を改善する
順番に解説します。
プロジェクト案件に応募する
クラウドソーシングにはプロジェクト・タスク・コンペがありますが、必ずプロジェクトに応募しましょう。なぜなら、実績になりやすく、中長期的に稼げるからです。
それぞれの違いは、下記にてまとめています。
- プロジェクト:ライティングやWeb制作などの中長期的な仕事。「〇〇について1文字1円で10本書いてください」など。実績に繋がる。
- タスク:データ入力やアンケートなど、単発で簡単な仕事。「この商品の感想を200文字で書いてください」など。実績になりにくく、お金も稼ぎにくい。
- コンペ:募集内容に対して制作物の提案を集める。デザイナー向き。
下記の画像のように、プロジェクトをチェックするだけです。

単価は0.5円〜1円以下
Webライターの報酬は文字単価で決まります。
まずは0.5円以上の案件に応募しましょう。それ以下だと稼げず消耗し、1.1円以上だと案件獲得の難易度が上がります。
文字単価は「こだわり」で設定できます。

得意ジャンルなら迷わず応募する
得意ジャンルなら迷わず応募しましょう。もちろん、あなたが経験した内容でもOKです。
初心者あるあるですが「自分には難しそう」と感じると、せっかくの案件に応募しないことがあります。これは非常にもったいない。
もし応募が通れば、クライアントは「あなたならできる」と期待しているので、興味があるならぜひ応募してみてください。
案件が獲得できるまで諦めない
実績が少なくスキルが低い間は、応募してもなかなか仕事がもらえません。
しかし、ずっと応募し続けていればいつか必ず受注できます。1件受注できれば、次の仕事も受注しやすくなりますよ。
ちなみに、ぼくも最初の仕事を受注するまでに45件以上応募して落ちました(笑)ただ、諦めず応募し続けた結果、なんとか1件獲得。その後、案件獲得に苦労しなかったですね。
提案文を改善する(テンプレあり)
Webライター案件に応募するときは提案文が重要です。提案文では、あなたの実績やスキルをアピールします。
提案文で合否が決まるので、仕事がもらえない場合は改善して魅力的な提案をしましょう。
(プロフィールと同じく)以下は、ぼくがWebライター3ヶ月目のときの提案文です。参考にしてくださいね。
Webライターの仕事内容【マニュアルがあるので簡単です】
Webライターとは「Web媒体の文章を書く人」のことです。
当たり前と感じるかもしれませんが、Webライターの仕事内容は多岐に渡ります。具体的には下記のとおり。
- 電子書籍誌筆
- SNS運用代行(執筆)
- インタビュー記事執筆
- 音声や動画の文字起こし
- 商品や記事のコピーライティング
- ブログやアフィリエイト記事執筆
- ランディングページのセールスライティング
このように、Webライターの仕事内容はさまざまあります。最初はいろんなライティング案件にチャレンジして、自分に合う仕事を見つけましょう。
Webライターの仕事にはマニュアルがある
と不安になっている人もいると思います。
ご安心ください。Webライターの仕事を受けると、下記のようなマニュアルが渡されます。
- 記事構成
- タイトルの付け方
- 文章を書く注意点
Googleドキュメントやスプレッドシートなどで共有されることが多いですね。
つまりマニュアルさえ読めば、初心者のスキルや知識でも簡単にライティングができます。
Webライターに向いている人
ここまで読めば、今からでもWebライターになれます。ただ「自分はWebライターに向いているのか」と悩む人も多いでしょう。
下記のような人は、Webライターに向いています。
- 相手目線に立てる
- 自己学習意欲がある
- 文章を書くのは辛くない
- マニュアルの指示通りに執筆できる
- クライアントに報告・連絡・相談ができる
特に「相手目線に立てる人」が重要です。なぜなら、記事を書くときは読者目線で考えて、読者の悩みを解決する必要があるからです。(全て大事ですけどね)
Webライター案件を募集しているクライアントが「なぜその記事を書くのか」というクライアント目線も大切。
反対に「文章を書くのが辛い」「自己主張が激しい」「こまめに連絡できない」という人は、Webライターに向いていないかもしれません。
Webライターに求められるスキルとは?【すべてブログで学べる話】
Webライターに求められるスキルは、大きく下記の5つです。
- SEOライティング
- セールスライティング
- 基礎的な文法スキル
- 読まれやすい構成スキル
- ツールを使用した分析スキル
詳しく解説します。
SEOライティング
SEOライティングスキルは、Webライターには欠かせないスキルです。
SEOライティングとは、検索エンジン(GoogleやBingなど)の順位を上げて集客を増やすライティングです。
たとえば、あなたが「転職 面接対策」と検索したとき、わざわざ2ページ目まで読まないですよね。おそらく、上位サイトだけ見るはず。
検索されても読者に気づいてもらえないと意味はありません。
だからSEOライティングが必要で、SEOライターは検索順位を上げる必要があります。
セールスライティング
セールスライティングとは、商品購入や資料請求など、読者が思わず行動したくなる文章を書くスキルのことです。もっと簡単にいうと、モノを売るための文章術。
そもそも、クライアントがWebライターに記事執筆を依頼する理由は、集客して商品を宣伝したいからです。
集客してモノが売れないなら、Webライターに記事執筆は依頼されないでしょう。
つまり、Webライターは「集客するSEOライティング」と「読者に行動してもらうセールスライティング」が必要です。
とはいえ、セールスライティングは難易度が高いので、SEOライティングを極めるのもアリ。勉強を続ければ、自然とセールスライティングの基礎が身に付きますよ。
基礎的な文法スキル
残念なお知らせですが、Web上の文章は読まれません。なぜなら、Web上にある記事って無料で読めますよね。お金を出して購入した本なら真剣に読まれるでしょう。
ただ無料になると、興味がある・悩みが解決できる文章しか読まれません。あなたもきっとそのはず。Googleで検索して記事を読むとき、上から真剣に読まないですよね。
つまり、Web上の文章は読まれないため、できるだけスラスラと読みやすい文章を執筆する必要があります。
そこで必要なスキルが、基礎的な文法です。読みやすい文章を執筆するには、文法を意識したライティングが必須。文法がめちゃくちゃだと、読みづらくすぐに離脱されます。
って思いますよね。
そこで、ぼくがWebライターを雇うときに渡している「Webライティングマニュアル」を無料でお渡しします。
Webライティングマニュアルの中にある「文章チェックシート」を確認しつつ執筆するだけで、基礎的な文法スキルは自然と身に付くでしょう。
この記事をTwitterで紹介してDMをいただければ、無料でお渡しします!
読まれやすい構成スキル
文法が完璧でも文章構成が適当だと、読者はすぐ離脱するでしょう。
そこで、プロのWebライターなら誰もが身に付けているPREP法を紹介します。下記4つの英単語の頭文字をとってPREP法と言います。
- Point→結論
- Reason→理由
- Example→具体例
- Point→再度結論
この型を使えば、誰でも簡単にわかりやすい文章が執筆できます。具体例を出すと下記のとおりです。
- 結論→結論は〇〇です
- 理由→なぜなら××だからです
- 具体例→たとえば、△△があります
- 結論→よって、〇〇なのです
ツールを使用した分析スキル
「文章を書いて納品して終わり」
これでは、継続案件や単価アップに繋がりません。Webライターは、記事を分析してリライトできるスキルも必要です。
なぜなら、「この記事は伸びていないからリライトしよう」と進んで分析ができれば、高品質の記事だけが残るから。高品質の記事はGoogleに評価されるため、クライアントのサイトは今より強くなるでしょう。
クライアントからすると、分析してリライトできるWebライターは手放したくないため、継続案件や単価アップに繋がります。
試しに自分のブログを開設して、無料で使えるGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleを設定しましょう。
Webライターのスキルはすべてブログで学べる
Webライターに求められるスキルを5つ解説しましたが、「めっちゃ難しそう」と頭を抱えている人もいるでしょう。
実は、Webライターに求められるスキルは、ブログ運営するだけですべて身に付きます。
ブログ運営すれば、自然と上記のスキルを意識するようになるでしょう。ブログで稼げなくてもスキルは身に付いているので、ブログからWebライターに転身して稼いでいる人は多くいます。
慣れれば簡単。ブログを開設して運営しつつ、Webライター案件にチャレンジしましょう。
Webライターの収入と稼げるまでの期間【副業と本業で変わる】
Webライターの収入は、副業・本業で異なります。まず、収入の前提を解説しますね。
Webライターの収入は、文字単価or記事単価でクライアントからお金が支払われます。たとえば以下のとおりです。
- 文字単価1円で3000文字書いてほしい=3,000円収入
- 1記事2,000円で1,500文字書いてください=2,000円収入
最初は文字単価案件が多く、1文字0.5円くらいからスタートするでしょう。ぼくの場合、3ヶ月目に1文字1.0円〜2.0円の案件を受注できるようになりました。副業でブログ運営をしていたので、早く単価アップができた感じですね。
ただし、初心者がいきなり稼ぐのは難しいので、目安を下記の表にまとめました。
経験年数 | 文字単価 | 原稿1本の単価 | 時給換算 |
0〜3ヶ月 | 0.6円〜0.8円 | 1,800円〜2,400円 | 720円〜1,200円 |
3〜6ヶ月 | 0.8円〜1.0円 | 2,400円〜3,000円 | 960円〜1,500円 |
6〜12ヶ月 | 1.0円〜1.5円 | 3,000〜4,500円 | 1,200円〜2,250円 |
12ヶ月〜 | 1.5円〜 | 4,500円〜 | 1,800円〜 |
※1記事/3,000文字(業界平均)
※1記事/2〜2.5時間ほどの執筆時間
当たり前ですが、初心者で副業にもかかわらず、3ヶ月で50万円とかは稼げません。多くの人は3ヶ月以内に辞めていき「Webライターは稼げない」と愚痴を言います。
最初から稼げないので、少しずつスキルアップして単価を上げましょう。
では、副業と本業を比較しつつ解説します。
副業ライターの場合
副業なら、3ヶ月〜半年くらいで月5万円ほど稼げるでしょう。Webライターは労働集約型の仕事なので、たくさん案件を受注すれば収入も上がります。
5万円ほどの収入なら、クラウドソーシングの案件で十分狙える範囲です。
まずはクラウドソーシングに登録して、0.5円以上の案件に応募しましょう。
本業ライターの場合
本業なら、3ヶ月で20万円は狙える範囲です。ちなみに、短期間で成果が上がっている人は「ブログ運営をしている」という共通点があります。
取り組み方は次のとおりです。
- 副業ライターをしつつブログ運営する
- 副業としてブログ運営してから本業ライターになる
とりあえず、Webライターを本業にするなら副業からはじめるのがおすすめです。
副業で月5〜10万円稼げるようになれば、本業でも生活できる収入にはなるでしょう。
Webライター会社の転職もおすすめ
Webライターを目指すなら「フリーランスとして独立したい」という夢を持っている人もいると思います。
未経験からWebライターになりたいなら、会社員を間に挟むのもおすすめです。「副業ライター→会社員→フリーランスWebライター」のイメージですね。
なぜなら、会社員として働けば、メディア運営のスキルや知見が手に入るからです。具体的には以下のとおり。
- 会社員のWebライター:分析やサイト設計など、企業のメディア運営全般を経験できる。
- フリーランスのWebライター:体系的に学べないため、記事執筆のみの仕事が多い。執筆後の記事には関われない。
もちろん、フリーランスでもメディア運営を任せてもらえる人はいます。
ただ、Webライターは安い案件が多いです。生活していく案件単価を得るには狭き門を突破しなければなりません。
だからこそ、いろんなスキルや知見を習得するために会社員として経験を積み、その後フリーランスになる順番もおすすめ。
会社員としてWebライターの求人を探すなら「転職エージェント」を使うのが手っ取り早いです。
未経験からWeb業界転職を成功させているエージェントをまとめました。無料で登録・相談ができるので、下記のエージェントは登録必須ですよ。
- ワークポート:IT系/Web系に強い。営業メールは多めですが、クローズ求人も積極的に紹介していただけるので◎
- dodaエージェントサービス:求人数が豊富(非公開求人を含む約10万件)
- マスメディアン:クリエイティブ職専門のエージェント
Webライターの将来性は?【3つのキャリアがある話】
Webライターの将来は明るいでしょう。
理由は、副業や起業する人が増える傾向にあり、Webコンテンツの需要が高まるからです。大手・中小企業もSEOに力を入れているため、コンテンツの発信力を高めています。
今のうちにWebライティングのスキルを伸ばしていけば、会社員でもフリーランスでも、仕事に困ることはなくなるでしょう。
という人もいると思うので、Webライターには3つのキャリアがある話をします。
Webライター→ディレクター→編集長が基本ルート
企業メディアのWebライターをする場合「Webライター→ディレクター→編集長」のキャリアが基本ルート。もちろん、フリーランスも企業と交渉すれば実現できるキャリアです。
仕事内容がどう違うのか、下記の表をご覧ください。(スクロールできます)
職種 | 仕事内容 |
Webライター | ライティング |
Webディレクター | 記事構成作成、記事チェック、修正指示、記事分析、外注管理、ライティングなど |
編集長 | ライターのマネジメント、メディア運用 |
企業によって異なりますが、Webライターもリライトや分析を兼任することがあります。
イメージとしては、自分でブログ運営するのと仕事内容は大きく変わりません。
コンサルタントの道もある
メディア運用できるスキルがあれば、コンサルタントの道も出てきます。主なコンサルは下記の3つです。
- SEOコンサルティング
- Webコンサルティング
- メディアコンサルティング
名前は違いますが、コンサルする内容はほとんど同じ。企業の売上が上がれば、1時間数十万円単位で稼げる仕事です。
Webライターとして結果を出せたなら、コンサルタントの道もありでしょう。
専業ブロガーになるWebライターもいる
安定の職業とは言えませんが、Webライターで培った知見を活かして専業ブロガーになる人もいます。
SEO施策しつつ高品質なコンテンツを増やしていけば、数年後には月10〜30万円はブログ収入として入ってくるでしょう。それ以降はメンテナンスするだけなので、また別の事業をするのもあり。
自分のペースで働きたい人は、専業ブロガーも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
Webライターに関するQ&A
最後に、Webライターに関する「よくある質問」に回答します。ここで疑問をすべて解消して、ぜひWebライターの道にチャレンジしましょう。
もし他にも疑問点があれば、TwitterのDMまでお気軽にお問い合わせください。
Q.スマホしかありませんがパソコンは必須ですか?
A.パソコンは必須です。
WebライティングのみならスペックはなんでもOK。もしパソコン選びに迷うなら、MacBookを購入しておけば問題なしです。
ちなみにぼくは、下記のMacBook Airを使っています。iPhoneユーザーならMacBook一択で良いかと。
Q.副業としてWebライターにチャレンジしたいのですが、会社にバレませんか?
A.会社の人に話さなければバレません。「確定申告でバレる」と言われますが、対処法があります。
確定申告の「住民税に関する事項」の欄にある「自分で交付」に◯をつければOKです。すると、住民税の請求が自宅に届くので会社にはバレません。
ちなみに、確定申告でバレるということはかなりの額を稼いでいる。つまり、いつでも独立できるスキルがある状態なので気にしなくていいでしょう。
副業がバレる主な原因は、自分から会社の人に話すことです。
Q.経験がないので勉強してから仕事を探すほうがいいですか?
A.勉強と案件探しは並行しましょう。なぜなら、Webライティングは実践することで身に付くスキルだからです。
勉強だけしてもノウハウコレクターになるだけ。もしくは、なかなか案件に応募しないままWebライターを諦めることになります。
勉強しつつ、得意ジャンルに応募しましょう。今すぐです!
Q.顔出しや本名は出したほうがいいですか?
A.出さなくても大丈夫です。
ただ前提として、顔出しや本名を出しているほうが信用されます。そのため、プロフィールは出さなくても、提案文を書くときは本名を出しましょう。
Q.低単価の教材付き案件はどう思いますか?
「1記事300円で50記事書いてください。その代わり、Webライターの教材を付けます」のような案件のことですね。
A.おすすめしません。理由は以下のとおり。
- 稼げず消耗するから
- 途中でやめると低評価になる可能性があるから
- 教材で学べる内容は無料で独学できる内容だから
クラウドソーシングで仕事を探すなら、1文字0.5円以上のプロジェクト案件に応募するといいでしょう。
Q.たくさん応募してキャパオーバーにならないですか?
A.応募した案件すべて受注できればキャパオーバーになると思います。
とはいえ、最初は落ちるほうが多いのでキャパオーバーにはなりません。仮に全部受注できたとしても、無理なら断ればOKです。
Q.提案文に職歴は載せるべきですか?
A.載せたほうがいいでしょう。なぜなら、社会人経験やスキルを知る参考になるからです。
ブログやWebライター歴もあれば、記載するほうがベストですね。
Q.Webライターは記事執筆だけが仕事ですか?
A.案件によります。
多くの場合、「記事執筆+画像選定」がWebライターの仕事になるでしょう。
ほかには、WordPress入稿や装飾などもあります。すべて請け負うと時間がかかり、時給換算したら300円になることも。
そのため、作業時間を時給換算したときに納得できるかどうか、よく考えて案件に応募しましょう。
Q.ポートフォリオがない場合はどうしたらいいですか?
A.すでに取引をしている案件があるなら、納品済みの記事をポートフォリオとして載せて良いかクライアントに聞いてみましょう。あっさりOKしてくれるクライアントがほとんどですよ。
もし記事がない場合は、ブログを開設してポートフォリオとして載せてもOK。実績をアピールするためには、ポートフォリオに載せられる記事を執筆することが必要です。
案件を探すときはポートフォリオに載せて良いか、クライアントに聞いてみましょう。
Q.パソコンスキルはどの程度まで必要ですか?
A.クライアントによります。
あると良いパソコンスキルは以下の5つです。
- Googleドキュメント
- スプレッドシート
- Word、Excel
- ChatworkやSlackなどのコミュニケーションツール
- キーボードのショートカット(時間短縮のため)
クラウドソーシングでは「PCスキル不要」とよく見かけますが、上記のスキルは必要最低限あるといいですね。
未経験からWebライターになるには?まとめ
今回は、未経験からWebライターになる方法を解説しました。
①未経験からWebライターになる方法は、次の5ステップでした。
- 本を読む
- ブログを開設する
- SEOを意識しつつブログを書く
- クラウドソーシングに登録する
- 仕事を探して案件に応募する
②Webライターの仕事内容は下記のとおり。
- 電子書籍誌筆
- SNS運用代行(執筆)
- インタビュー記事執筆
- 音声や動画の文字起こし
- 商品や記事のコピーライティング
- ブログやアフィリエイト記事執筆
- ランディングページのセールスライティング
③Webライターに求められるスキルは、大きく下記の5つでした。
- SEOライティング
- セールスライティング
- 基礎的な文法スキル
- 読まれやすい構成スキル
- ツールを使用した分析スキル
④Webライターの収入は、副業・本業で異なりました。最初は、1文字0.5円くらいからスタートする案件が多いでしょう。
⑤Webライターのキャリアは3つありました。今からWebライターを目指しても将来性はある職業です。
以上です。
Webライターにチャレンジするかしないか、あとはあなた次第ですね。
Webライターをはじめるときの壁は「不安」や「面倒くさい」という負の感情です。この感情を打破できれば、最初の壁は乗り越えられるでしょう。
もちろん、Webライターとして稼ぐためには時間をかける必要があります。勉強も続けなければなりません。
途中で挫折しても大丈夫なので、まずはクラウドソーシングでWebライティングの案件を探して応募してみてください。
その行動は大きな一歩になるでしょう。
- ワークポート:IT系/Web系に強い。営業メールは多めですが、クローズ求人も積極的に紹介していただけるので◎
- dodaエージェントサービス:求人数が豊富(非公開求人を含む約10万件)
- マスメディアン:クリエイティブ職専門のエージェント
これからも良質な情報発信をします。それでは、次回の記事を楽しみにお待ちください。