こういった疑問にお答えします。
この記事を書く私は、ブライダル業界歴6年。大阪の大手外資系ホテルで新規接客から打ち合わせ、営業を経験しており、トータルで400組の新郎新婦をサポートしました。 また、大手エージェントへの繋がりもあり、ブライダル業界の動向を日々調査しています。
式場見学に行くと、必ずと言っていいほど耳にする即決割引。
結論、即決割引はあって無いようなものです。
仕組みを知らなければ後悔します。
この記事を読めば「なぜ式場は即決割引をするのか?」「即決割引の裏には何があるのか?」という疑問が解決できます。
そうすれば、即決割引に騙されなくなります。
- 即決割引を怪しんでいる
- 即決割引にテンションが上がっている
- 即決割引の見積もりを出されて即決しようか迷っている
上記のように考えているあなたに向けてこの記事を書きました。
ひとつでも当てはまったら、ぜひ最後までご覧ください。
(3分程度で読み終わります)
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即決割引に騙されるな!
新郎新婦は値引き交渉をしてないのに、プランナーから提案される割引(即決割引)はあって無いようなものです。
初めて式場見学に行ったその日に、成約(申込み)をすることを言います。
式場見学の見積もり説明のときに「今日決めていただけたら、この見積もりから100万円割引きします」とウェディングプランナーから提案されることが多いです。
しかし、それは嘘です。
表面上では100万円割引をしているように見えますが、実は裏で操作されています。
それは下記のとおり。
- 質の悪いアイテムを入れている
- 割引できるように、上乗せされた見積もりを最初に見せる
(例:100万円割引なら100万円上乗せしている) - 料金が定まっていない会場費やサービス料を高く設定して、アイテムから引いていると見せかけて会場費やサービス料から引いている
- 割引くために存在しないアイテムを入れている(料理に多い。打ち合わせになると高いコース料理しか案内されないため、後から見積もりが上がる)
また、下記のように「割引額が大きくなるとお得に感じる」ので、式場側はその隙をついてくるのです。
- A社→最初の見積もり金額が300万円(割引なし)
- B社→最初の見積もり金額が400万円→即決割引100万円→結果、300万円になる
上記は同じ金額ですが、B社のほうがお得に感じますね。
式場見学中は、テンションが上がっており正常な判断ができないので余計にお得に感じやすいです。
ただ、ウェディングプランナーからではなくあなたから値引き交渉をした場合、その見積もりはお得になっていることもあります。
あくまで、ウェディングプランナーから提案される即決割引はお得でないということです。
つまり、即決割引の見積もりを出されてもさらに交渉しましょう。
本当に限界なら「勘弁してください」となるはずです(笑)
お金がいる仮予約にも注意しろ
悪徳な結婚式場は、あの手この手であなたからお金を取ります。
即決割引の次に注意が必要なのは、お金のいる仮予約です。
結婚式の希望日を1週間無料で押さえておき、後日返答する制度のことです。
上記にも記載のとおり、仮予約は無料で希望日を押さえることができる制度です。
にも関わらず「この日はすぐ埋まるので、◯万円かかりますが仮予約で日程を押さえましょう。と誘導する式場もあります。
仮予約なら、成約よりもハードルが下がります。
それに、数百万円の見積もりを見ているので金銭感覚が狂い、数万円の申込金も安く感じてしまうのです。
さらに、仮予約と言いつつ申込書(新郎新婦の名前や住所を記載するもの)を書かされることがあります。
ただ、それは「仮予約ではなく成約」です。
無料で仮予約を勧める式場はオススメですが、お金がかかる式場とは距離を置いたほうがいいですね。
そういうところで結婚式をすると、あとからグングン見積もりが上がったり、言った言わないで揉めたりすることが多いです。
空き状況は嘘の可能性がある
悪徳な式場はとにかく急かしてきます。
ウェディングプランナーに数日間空き状況を聞くと、
「全て成約済みでしたが、先ほどキャンセルがありこの日だけ空きました」
「この月は人気なのでほとんど埋まっていますが、この1日だけ空いていました」
など、偶然空いていたという演技をします。
あなたは「早く押さえないと取られてしまう」という気持ちになり、そのまま成約してしまうのです。
実はこれも営業トークで、成約を急かすためにウェディングプランナーが嘘をついている可能性があります。
本当に埋まっていることもあるので絶対に嘘とは言えませんが、急かす営業トークには注意が必要ですね。
冷静になることが大事
営業トークで即決することもあるのですが、もう1つ即決をしてしまう理由があります。
それは、式場見学後の新郎新婦はハイテンション。
だから、冷静な判断ができない状態になり即決します。
ウェディングプランナーもあなたのテンションを上げるため、下記の工夫をします。
- 感動する映像を見せる
- 感動する、もしくは新郎新婦の好きな音楽を流す
- スタッフ総出でフラワーシャワーや扉オープンなどのおもてなしを演出する
このような体験をすると、テンションが上がって冷静な判断ができないものです。
そこに「今日決めたらこれだけ割引や特典を付けます」とウェディングプランナーから言われれば、勢いで成約しますよね。
必要なことは、帰宅して冷静になってから見積もりや会場の雰囲気を再確認することです。
即決をさせるために長時間拘束をする式場もあります。思考停止させて即決に持っていくスタイルが横行しているので、ハッキリ帰る意思表示をしましょう。
下記は、即決してもらうための「危険な営業トーク」についてまとめた記事です。
合わせてご覧ください。
【こんな式場で即決するな!】結婚式場の危険な営業トークを集めてみたを読む▶︎
即決をしなくてもいい理由【即決割引はいつでも可能だから】
即決割引に騙されてはいけないことを解説しました。
しかし、即決割引に魅了される新郎新婦は多いです。
それでは、なぜ即決をしなくてもいいのか解説します。
それは、即決割引はいつでも付けてくれるから。
こう考えた時点で式場側の思う壺です。
詳しく解説しますね。
- 今日決めたら〇〇円引き
- 今日決めたら特別にこの特典を付けます
などの即決割引は、いつ成約しても付けてくれます。
なぜなら、式場は空いている日を埋めたいからです。
その日に即決しなくても、後日「即決割引を付ける条件で成約をする意思表示をすれば」すんなり応じてくれますよ。
もちろん、日程が空いていればです。
後日、即決割引を付けてもらうトークは下記のとおり。
「いろいろ検討しましたが、やはり〇〇の会場がいいとなりました。両親も賛成してくれています。ただ、現状の見積もりだと第2希望の式場にしようという話にもなっています。見学のときに出していただいた即決割引を適用していただけるなら申込みに行きたいのですが、いかがでしょうか?」
このようなトークが言えれば、間違いなく即決割引を付けてくれます。
なので、わざわざ見学した日に申込まなくてもいいのです。
なぜ即決を求められるの?
即決を求められる理由は、他の結婚式場に行かせたくないからです。
今のブライダル業界は新郎新婦の取り合いです。
なので、ほとんどの結婚式場は即決営業で成約に持っていきます。
「他会場に見学に行かれてしまうと、そこで成約をして戻ってきてくれない」
そういうことが日常茶飯事なので、できるだけ即決をしてもらい他会場の見学を阻止したいのです。
悪徳な式場は、競合先の式場の悪いところ新郎新婦に伝えてマイナスなイメージを植え付けます。自分の会場のアピールもできない式場は避けるべきです。
即決してもいい新郎新婦の特徴
即決はしてはいけないと散々伝えてきましたが、中には即決をしてもいい新郎新婦もいます。
どういう新郎新婦が即決をしてもいいのか下記にまとめました。
- 見学前にゲストの人数を数えている
- お互いの両親に結婚式場を決める許可を取っている
- その場のテンションで決めず、冷静になって決めている
- 日程があいまいではない(希望日を数日ピックアップしている)
- 見積もりの内容を全て把握している(あなたが希望するアイテムやグレードが反映されている)
このように、ほぼ全ての内容がある程度固まっていて、疑問点もクリアになっている新郎新婦です。
これなら、気に入っていない式場で即決をすることはなく雰囲気にも流されません。
そういった新郎新婦なら、気に入った会場であれば即決するのもありです。
わざわざ申込みのために式場へ足を運ばなくても済みますしね。
後悔しないように結婚式場を選ぼう
結婚式というイベントはお2人だけで決めるものではありません。
両家の意見もきちんと反映して、相談して決めていくイベントです。
即決割引という式場の思惑に騙されないように、後悔のない式場選びをしてくださいね。
今日は決めないと伝えているのに、それでも長時間拘束する式場は検討外にしたほうがいいでしょう。
そのような式場は、あとから数百万と見積もりが上がったり、言った言わないで揉めることになります。
即決割引・長時間拘束の会場は、そのような特徴がありますからね。
あなただけで式場探しをするのが不安なら、式場紹介所を使ってみるのもありです。
相談に一切お金がかからないので損をすることはありません。
式場紹介エージェントはたくさんありますが、その中でもハナユメがオススメです。
式場を厳選しているので、悪徳式場は他のエージェントより少なく探しやすいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも、良質な情報発信をします。それでは、次回の記事を楽しみにお待ちください。