こういった疑問にお答えします。
この記事を書く私は、ブライダル業界歴6年。さまざまな式場会社を調査し、各式場の特徴を研究しています。また、大手エージェントへの繋がりもあり、ブライダル業界の動向を日々調査しています。
私は以前このようなツイートをしました。
結婚式に参列したくないってネットやSNSでよく見かけるようになった。
誘われたけど行きたくない。断れないって感じですね。
ただ、それをネットやSNSで書くのは論外。
それを見た新郎新婦がどう思うのか想像してほしい。
友人の投稿じゃなくても悲しい。
誰でも情報発信ができる現在、ネットやSNSの誹謗中傷が問題となっています。
それは、結婚式も例外ではありません。
誹謗中傷のように特定の個人を攻撃するわけではありませんが、他人の投稿でも新郎新婦は気が病んでしまいます。
特に今は、コロナウイルスが原因で結婚式に参加するか欠席するかネットやSNSで話題になっています。
そのような投稿を見てしまった場合の対処法について解説しますので、ぜひご覧ください。
せっかく夢の世界に入れる結婚式をするのだから、そうならないためにしっかり対処をしましょう。
ネットやSNSでゲストの不満を見つけた場合の対処法

結論は、「そういった情報を見ないこと」です。
周りが気になる→ネットの口コミやサイト、SNSで検索をして見てしまう→考え込んでしまう
という悪循環になるのです。
例えば就活のとき、
という感じのことを言われたことはありませんか?
それと同じことです。
赤の他人が言っていることを鵜呑みにすると身が持ちません。
これも、赤の他人の投稿なので気にしなくて大丈夫です。
現代の人は、「行きたいから行く」「行きたくないから行かない」とはっきりしているので、招待しようと考えている人には事前に声を掛けてみましょう。
招待するときに気をつけること
なぜ、ネットやSNSに招待したゲストの不満が投稿されるのかというと、
それは、新郎新婦の誘い方にも問題があります。
下記の悪い例と良い例を参考にしてください。
- 断りにくい誘い方をする。例えば、「絶対にきてね」「大親友だから招待するね」などの言葉です。これは、非常に断りにくいので注意してください。
- 自分主体の考え方をする。これは、招待した友人の前で、「安く済ませたいから、料理は一番安いコースにする」「ご祝儀計算すると〇〇円ある」など、お金の話をすることです。友人は、あなたの結婚式を楽しみにしているのに、お金の話ばっかりなら誰も参加したいとは思いません。
- 自己負担金を安く済ませるために招待する。これは、参加するゲストが多いほど自己負担金は少なくなります。それを狙って親交が浅い友人にも声をかける新郎新婦もいますが、それは不満の元になります。人数調整のための理由も同じですね。
- 断りやすい誘い方をする。例えば、「予定が合えばで検討してみて」「返事はまだ先で大丈夫だよ」のように、無理しないでという気持ちを伝えましょう。余裕を持って返信期日も設定すると親切ですね。
- 昔ながらのご祝儀制を廃止する。これは私の案ですが、今の若い人に3万円はキツすぎます。なので、披露宴のように堅い感じではなく、会費制にして友人の金銭的負担を和らげるのも1つの手です。自己負担金に余裕があるなら、会費制の金額を全額新郎新婦で負担するのもありかと思います。友人はせっかく準備して来ていただくのだから、それだけでも満足度は高いはず。
このように、誘い方や友人の金銭的負担を軽くすることで行きやすくなったのではないでしょうか。
結婚式に誘われたゲストの心境
次に、結婚式に誘われた友人の気持ちを汲み取ってみましょう。
友人の気持ちがわかれば、それを活かして満足がいく結婚式を作ることができます。
下記のグラフをご覧ください。

24歳〜34歳の未婚の男女200名以上を対象に、「結婚式に参加したくない理由」についてアンケート調査を実施しました。
(KDDIグループの電報サービス でんぽっぽ)
まず、「結婚式に参加したくないと思うことはありますか?」という質問に対して、
- 思わない(23%)
- ごくたまに思う(22%)
- 何度か思った(19%)
- いつも思う(12%)
- 呼ばれたことがない(24%)
という結果に。
なんと53%の人が「友人の結婚式に参加したくない」と、少なくとも1度は思ったことがあるという回答になりました。
なぜ結婚式に参加したくないの?
本来結婚式は、新郎新婦の幸せをお祝いする素晴らしいイベントです。
しかし、なぜ結婚式に招待された若い人の多くが「結婚式に参加したくない」と思ってしまうのか。
そこを詳しく掘り下げると解決策が見つかります。
原因は下記のとおりです。
- 金銭的に余裕がない(56%)
- 準備や移動が大変なため(51%)
- 親しい仲でないため(46%)
詳しく見ていきましょう。
金銭的に余裕がない
1番の原因は「お金」ですね。
友人ならお祝儀は3万円。24歳〜34歳の間は結婚する人が多くいるため、人気シーズンだと1ヶ月に2、3人に招待されることもあるでしょう。
そうなると、出費が重なり友人の負担も大きくなっていきます。
結婚式に参加するには、お祝儀の他に衣装や美容室でのヘアメイク代、交通費、2次会費用などが必要になっていきます。新郎新婦だけでなく、友人も大きなお金が動く日でもありますね。
準備や移動が大変なため
結婚式に参加する場合、特に女性は衣装やヘアメイクなどの準備が必要です。
また、遠方で行う場合は交通費や宿泊の手配があるため面倒と感じてしまうこともあります。
親しい仲でないため
参加人数が多くなるにつれて新郎新婦の自己負担金は少なくなります。
それを見越して、人数合わせのためにそこまで親しくない友人を誘う新郎新婦もいます。
でも、誘われた友人は
とすぐ気づきます。その時点で不満ですよね。
自己負担金を減らすことばかり考えずに、本当に来てほしい友人だけを誘ってみましょう。
新郎新婦をお祝いしたい気持ちはある?
結婚式に参加したくないと思った人が半数以上いましたが、お祝いしたい気持ちもないのでしょうか?
「結婚式に参加したくない」と思ったことがあると回答した人に、「新郎新婦へのお祝いの気持ちがないのか」と尋ねると
- ある(62%)
- どちらともいえない(29%)
- ない(9%)
という結果に。「ない」と答えた人はわずか9%でした。
このことから、「結婚式には参加したくないけど、お祝いした気持ちはある」ということがわかりますね。
それではどうするべきか。次で解説をします。
参加しやすい結婚式にしよう
「結婚式には参加したくないけど、お祝いした気持ちはある」なら、参加したいと思わせることが必要です。
参加したいと思える結婚式なら、ネットやSNSで「結婚式に参加したくない」という不満の投稿はなくなります。
なぜ参加したくないのかは、もうわかりましたね。
今までの復習になりますが、友人はなぜ結婚式に参加をしたくないかというと、
- 金銭的に余裕がない
- 準備や移動が大変
- 親しい仲ではない
からですね。それなら、
- 会費制やいっそうのこと参加費無料にして、友人の金銭的負担を和らげる。
- アクセスのいいところを検討する。もしくは、そこでしかできない体験をしてもらう。(USJやTDLなど、アクセスがいいとは言えませんが多くの人が来ますよね。それは、そこでしか体験できないから。なので、少し遠いところで結婚式をするなら、そこでしかできない体験を友人にしてもらいましょう。)
- 人数調整ではなく、本当にきてほしい友人だけを誘おう。
これなら、「参加してみたい」となりませんか?
不満を見つけた場合の対処も必要ですが、不満を出させないことも重要です。
友人に「楽しみ」と心から思わせることができる結婚式。それが、不満が出ない1番の対処法になりますね。
まとめ

赤の他人の投稿なので気にしないことが重要です。
- 断りにくい誘い方をする
- 自分主体の考え方
- 人数合わせ、自己負担金を安くするために親交が浅い友人を招待する
これらはNG行動です。
- 断りやすい誘い方をする
- 金銭的負担を軽くする案を考える
友人が参加したいとなるように誘ってみましょう。
「結婚式に参加したくないと思うことはありますか?」という質問に対して、
- 思わない(23%)
- ごくたまに思う(22%)
- 何度か思った(19%)
- いつも思う(12%)
- 呼ばれたことがない(24%)
53%の人が「友人の結婚式に参加したくない」と、少なくとも1度は思ったことがあるという結果に。
その理由は、
- 金銭的に余裕がない(56%)
- 準備や移動が大変なため(51%)
- 親しい仲でないため(46%)
ということが原因でした。
「結婚式に参加したくない」と思ったことがあると回答した人に、「新郎新婦へのお祝いの気持ちがないのか」と尋ねると
- ある(62%)
- どちらともいえない(29%)
- ない(9)
「ない」と答えた人はわずか9%。このことから、「結婚式には参加したくないけど、お祝いした気持ちはある」ということがわかります。
- 会費制やいっそうのこと参加費無料にして、友人の金銭的負担を和らげる。
- アクセスのいいところを検討する。もしくは、そこでしかできない体験をしてもらう。(USJやTDLなどもアクセスが良いとは言えませんが、多くの人がきますよね。それは、そこでしか体験できないから。なので、少し遠いところで結婚式をするなら、そこでしかできない体験を友人にしてもらいましょう。
- 人数調整ではなく、本当にきてほしい友人だけを誘おう。
これなら、「参加してみたい」となりませんか?
不満を見つけた場合の対処も必要ですが、不満を出させないことも重要です。
友人に「楽しみ」と心から思わせることができる結婚式。
それが、不満が出ない1番の対処法になりますね。
結婚式は、自分たちが主役・高いお金も払っている。という気持ちがあるから、来ていただく友人のことは疎かになりがちです。
ただ、それが不満の原因になっているのです。
あなたたちのことも大事ですが、来ていただく人のことを想える結婚式ならみんなが参加したいはず。
そういった結婚式を作ってみませんか?