関連キーワードとサジェストキーワードの違いとは?【SEOに効果的なのは関連キーワード】

「関連キーワードとサジェストキーワードの違いって?どっちがSEOに効果的なのか教えてほしい」
こういった悩みにお答えします。
監修者:しょうた
この記事を書く私は、Webマーケティング会社のSEOコンサルタントとしてさまざまな企業サイトを担当。現在は美容クリニックの専属Webマーケターとして働いています。SEOで上位表示を目指すサイト設計やキーワード選定、コラムの執筆などをしています。
記事を書くときはキーワード選定をします。ただ、関連キーワードとサジェストキーワードがごっちゃになっていませんか?ぼくもたまにごちゃ混ぜになります(笑)
結論は下記のとおりです。
- 関連キーワード→検索結果下部に「他のキーワード」と表示されるキーワード
- サジェストキーワード→検索窓にキーワードを入力したときに表示されるキーワード
この記事では、関連キーワードとサジェストキーワードの違いや、どちらがSEOに効果的なのかついて解説しています。
この記事を読むことで、読者が求める質の高い記事が書けるようになるでしょう。
関連キーワードとは
関連キーワードとは、検索結果下部に「他のキーワード」と表示されるキーワードのこと。もう少し深掘りすると、検索したキーワードに関連性が高いor連想されるキーワードのことです。
たとえば「SEO 対策」で検索すると、検索結果下部に「SEO 対策 自分で」や「SEO対策 会社」など8項目の関連キーワードが表示されます。

ここに表示されるキーワードはユーザーがよく検索しているキーワードになるため、コンテンツ作成の参考になるでしょう。
関連キーワードはGoogleのアルゴリズムによって自動的に表示される仕組みです。多くのユーザーが過去に検索したキーワードや関連サイト、共起語などWeb上のさまざまな情報が反映されます。
ちなみに、検索デバイスや検索場所の影響はありません。
トレンドも反映されるため、検索したメインキーワードを含まない関連キーワードが表示されることもあります。
サジェストキーワードとは
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力したとき表示されるキーワード候補のこと。下記の画像のとおりです。

検索意図に関連するキーワードを予測して、ユーザーに検索キーワードをアドバイスするのがサジェストキーワードの特徴です。
ユーザーが過去に検索したキーワードやWebサイト、文字列、検索している場所などを参考にして自動的に表示しています。(Googleアカウントにログインしていることが条件)
つまり、検索するユーザーによってサジェストキーワードが異なるということです。
関連キーワードとの大きな違いは、過去に検索したキーワードが含まれているかどうか。この違いだけ覚えていればOKです。
SEOに効果的なのは関連キーワード
「SEOで効果的なのは関連キーワードとサジェストキーワードのどっち?」という疑問も出てくると思います。結論、SEOに効果的なのは関連キーワードです。
なぜなら、関連キーワードはあなたの検索結果を反映せず、多くのユーザーが過去に検索したキーワードや関連サイト、共起語、トレンド、検索ボリュームなどGoogleのアルゴリズムによって反映されるからです。
ユーザーの興味関心が高いキーワードのため、SEOで上位を狙うコンテンツ作成に活かせます。もちろん、質の高いコンテンツ作成も忘れずに。
しかし、1つ注意点があります。それは…関連キーワードにはリアルタイム情報が反映されていないということです。関連キーワードに表示されていても、現時点で検索ボリュームが高い、需要があるとは限りません。
もしリアルタイム情報を求める場合は、GoogleトレンドやTwitterの「話題を検索」を利用することがおすすめです。
おすすめのツール
おすすめは下記の3つです。
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
他にも「キーワードファインダー」や「keyword Tool」もありますが、正直上記3つで十分です。しかも全て無料。
詳しく紹介しますね。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは国産の関連・サジェストキーワード取得ツールです。
Googleだけでなく「Bing」や「YouTube」のサジェストキーワード、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」のQ&Aサイト・トレンド情報も一括で取得できます。
また、下記の機能もあります。
- クリップボードにコピーできる
- Google検索にワンクリックで移動できる
- 五十音順、アルファベット順に表示できる
- 全キーワードをCSV形式でエクスポートできる
これらの機能が完全無料で使えるため、多くのユーザーから支持されているツールです。初心者もプロも使っているので、まずはこのツールを導入しましょう。
キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogleが提供する広告運用ツールです。ブログをしていたら聞いたことがあるかもしれませんね。Googleアカウントがあれば誰でも使えます。
「どうして広告運用のツールが出てくるの?」という疑問を感じると思います。
キーワードプランナーは、関連キーワードの取得や検索ボリューム調査、キーワード選定もできるツールです。
広告だけでなくSEO施策としても使えるので、本格的にキーワード選定をしている人は重宝するツールですね。
ただし、無料版では検索ボリュームが「10〜100」のように曖昧な数字しか出ません。正確な数値を知りたい場合は、一定額以上の広告費を支払う必要があります。
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)はコンテンツ作成でよく使われるツールです。海外のツールですが日本語対応にも対応しています。
主な機能は下記のとおりです。
- 被リンク調査
- SEO難易度分析
- キーワード候補
- 検索ボリューム調査
- 平均クリニック単価(CPC)※広告運用で使用
上記以外にも機能はたくさんあります。コンテンツ作成には欠かせないツールですね。
ただ、これも無料と有料があります。無料の場合は一部制限があるんですよね。ちなみにぼくは無料で使っています。
単純にキーワードの傾向を調べるだけなら、キーワードプランナーよりUbersuggestのほうが使いやすいでしょう。
Ubersuggestにはchrome拡張機能として導入することもできます。
検索結果画面で検索ボリュームや平均クリック単価、SEO難易度(SD)、ドメインの強さ(Domain Authority)、流入見込み、SNSのシェア数・被リンク数がひと目見ただけでわかるので試してみてください。
ラッコキーワード・キーワードプランナー・Ubersuggestの実践的な使い方は下記の記事で紹介しています。
SEO対策のキーワード選定をする方法【キーワード選定に使うツールも解説を読む▶︎
キーワードよりコンテンツの質が1番大事
ここまで関連キーワードとサジェストキーワードについて解説しました。
ただ、キーワードより大切なのがコンテンツ(記事)の質。コンテンツを作成するときはキーワードより質の高いコンテンツを作ることが大切です。
質の高いコンテンツというのは“読者の悩みが解決できるか”に限ります。
キーワードだけを意識すれば読者は蚊帳の外。SEOで上位表示できたとしても長くは続かないでしょう。
また、Googleはアップデートを繰り返しており、キーワードに依存せずに質の高いコンテンツを判断するアルゴリズムへと進化しています。
「ユーザーにとって有益な情報を提供できているのか」が今後より重要視されるのです。
確かにキーワード選定は大切です。しかし、キーワードに縛られていては良質なコンテンツは作れません。キーワード選定もして読者ニーズも考える。
大変ですが、読者のことも意識をしてキーワード選定、コンテンツ作成が重要ですね。
関連キーワードとサジェストキーワードのまとめ
今回は、関連キーワードとサジェストキーワードについて解説しました。
①関連キーワードとは、検索結果下部に「他のキーワード」と表示されるキーワードのことでした。
②サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力したときに表示されるキーワードのことでした。
③SEOに効果的なのは関連キーワード。なぜなら、関連キーワードはあなたの検索結果を反映せず、多くのユーザーが過去に検索したキーワードや関連サイト、共起語、トレンド、検索ボリュームなどGoogleのアルゴリズムによって反映されるからでした。
④関連キーワード、サジェストキーワードを調べるツールは下記の3つでした。
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- Ubersuggest(ウーバーサジェスト)
⑤キーワードよりコンテンツ(記事)の質のほうが大切と解説しました。読者の悩みが解決できるコンテンツ作成がキーワードより大切でした。
以上です。
SEOで上位表示を狙うには、関連キーワードやサジェストキーワード、そのほかに検索キーワードも考えないといけません。(検索キーワードは関連記事をご覧ください)
ただ、キーワードよりも大切なのがコンテンツの質。これはブロガー界隈みんながいっていることです。
SEOで上位表示を狙うのは難しいですが…だからこそ面白い。あなたがこの面白さに気付いたとき、ぼくはあなたと一緒に仕事がしたいですね。
これからも良質な情報発信をします。
それでは、次回の記事を楽しみにお待ちください。