こういった疑問にお答えします。
この記事を書く私は、ブライダル業界歴6年。さまざまな式場会社を調査し、各式場の特徴を研究しています。また、大手エージェントへの繋がりもあり、ブライダル業界の動向を日々調査しています。
楽しく会場見学して、気に入ったらその会場で結婚式をしたいですよね。
ただ、見積もり金額が予算オーバーということも多くあります。
そのようなときに結婚式の費用を抑えるコツを知っていれば、最低でも3割ほどは安くすることができます。
もしあなたが、予算オーバの会場で結婚式を挙げたいなら、
この記事を読めば、あなたの希望の金額に近づけることができます。
値引きのコツ
契約前に必ず行いましょう。
契約後は、値引きでやプラン変更は基本受け付けないのでご注意ください。
それでは、順番に解説していきます。
即決割引
値引きの最大のコツ、それは即決をする意思を見せることです。
式場としては、
という心理が働きます。それを逆手に取るのです。
仕組みとしては電気屋さんと同じです。
電気屋さんも、「今日購入するつもりだけど○円まで下げてほしい」と交渉すればかなり頑張ってくれます。
しかし、即決は危険です。
大きく割引できますが、一歩間違えると損をする。
例えるなら、投資の「ハイリスク・ハイリターン」です。
ただ、ポイントを押さえると「ローリスク・ハイリターン」にすることができます。
ポイント1.プランナー提案の即決割引は注意
今回お話ししているのは、あくまでこちら側の提案です。
プランナーからの提案は鵜呑みにしないようにしましょう。
プランナーからの提案は、
- 安く見せるためにアイテムが入っていない
- アイテムが参考価格になっており見積もりに反映されていない
- 大きな割引と見せておいて、会場側が損をしない会場費やサービス料から引いている
というケースが多いです。
これでは、打ち合わせのときに数百万円と上がってしまい予算オーバーになるので注意しましょう。
会場費は、30万円〜60万円ほどで設定されている式場が多いです。
サービス料は、アイテムのほとんどにかかるケースもあるのでだいたい30万円ほど。
基本、そのような会場はゲストハウスや専門式場です。ここの金額は会場側で設定できます。なので、即決割引をするために高額に設定しているのです。
「今日決めたら60万円引き」は、アイテムから引いていると見せかけ、会場費やサービス料から引いているので痛くも痒くもないです。
こちらより先に提案されれば、一度持ち帰り見積もり内容を確認しましょう。
もしくは、アイテムを見積もりにきちんと反映&グレードアップしてもらい、どこまで値
引きをしてもらうか、具体的な希望金額を提示をしましょう。
「300万円まで頑張って割引してください」と具体的な金額を提示したほうが交渉しやすいです。ただ、無理難題な金額提示はやめましょう。
ポイント2.見積もり内容を確認
これも必須です。
会場見学のときは、テンションが上がりドーパミンがたっぷり出ています。
プランナーは、そのテンションをできるだけ崩さずに見積もり説明をします。
どういうことかお分かりでしょうか?
テンションが上がっている状態で見積もり説明をされても正常な判断ができません。
プランナーは接客のプロです。言葉巧みに成約、契約へ持って行こうとします。
そうならない為にも勉強が必須です。
- どのアイテムが上がりやすいか
- どのくらいグレードアップが必要か
- 私たちがしたい演出は何か
よく考えてから見学にいきましょう。
見積もりに入っているアイテムを実際に見せてもらうのも鉄則ですね。
そのグレードで満足しなければ、グレードを上げて見積もりを作成しましょう。
ポイント3.演技も必要
演技力はありますか?
割引の見積もりを出されて、
でもいいのですが、もう少し工夫をしてみましょう。
他の式場と迷っていなくても、
と伝えてみてください。
なぜなら、数万円、数千円でも安くなるか特典をつけてくれる可能性があるからです。
ただ、ゲストハウスか専門式場・ホテル・レストラン・と種類もたくさんあり、それぞれターゲットを分けているので「同じ料金にして」というのはご法度です。
しかし、伝えてみる価値はあります。
もしこれ以上割引ができないなら、「もう限界です」と言われます。
そのときは潔く受け入れましょう。
NG行動
割引交渉にもしてはいけないことが下記のとおり2つあります。
- しつこい交渉
- 威圧的な交渉
理由としては、プランナーだって人間だからです。
上から目線の人、威圧的な人にいい気分はしません。
そのような人に、頑張って上司に交渉しようとなりません。いい関係も作れないですよね。
割引を快く受けたいと思える新郎新婦の特徴は、
- 気持ちよくお話ができる
- 素直な人
- 包み隠さず相談できる
このような新郎新婦なら、頑張って上司と交渉しようとなるのです。これで、いい関係が作れています。
それでは、しつこい交渉と威圧的な交渉とは何か。具体的に解説をします。
しつこい交渉
できないと伝えているのに何回も同じ交渉をする人です。
そんなことに時間や神経を使うのは無駄ですし、パートナーに引かれることもあります。
威圧的な交渉
自分たちのほうが立場が上と勘違いしてはいけません。
同じ土台で相談してください。暴言のような口調はもってのほかです。
関東と関西で値引き交渉に違いはある?(一旦休憩)
ここで1つ余談です。休憩がてらに聞いてくださいね。
この値引き交渉で面白いのが、関東と関西で異なります。
人それぞれなので一概には言えませんが、ご参考までに。
関東:いい式場でどれだけお金をかけたのかが自慢になる。
関西:商売の街として繁栄をしたため、値引き交渉が当たり前。
いい式場で安く結婚式をしたことが自慢になる。
これは関東、関西のプランナーにも聞いたことでもあります。地域ごとに特徴が違います
よね。
結納の贈り物の置き方も実は違います。
「関東式」と「関西式」があり、
関東式:1つの台に9品の結納品を並べる。

関西式:9品の結納品を1つずつ台にのせる。

関西のほうが多く結納品があると錯覚しますね。
このように、関東と関西では文化が違うので式場の対応も異なります。
持込のコツ
会場によって持込の制限が違うので、成約前に必ず確認しましょう。
ウェルカムグッズ
保管料として持込料がかかるケースがあります。
ただ、基本は無料です。
ウェルカムグッズは、新郎新婦が心を込めて作りゲストに楽しんでもらうもの。
それを、式場側が用意したものでないといけないという考えはおかしいです。
そのような式場や持込料を取る式場は控えておきましょう。
ペーパーアイテム
持込料がかかるなら「1枚100円」ほど。
ただ、基本は無料です。
ネットなら安く作れますので、これは手作りのコツでご説明します。
ただ、招待状の挨拶文や席札、席次表の漢字など、プランナーにもダブルチェックしてもらえるか確認をしましょう。
ダブルチェックをしてもらえるかは会場によって違います。
会場の利益にならないからチェックできないとする会場もあれば、
新郎新婦の恥は会場の恥として進んでチェックをしてもらえる会場もあります。
アクセサリー
一切持込禁止の式場もあれば、ネックレスやイヤリング、指輪なら無料とする式場もあります。
成約前は盲点となるアイテムなので確認要です。
引出物・引菓子
ほとんどの式場で、保管料として持込料がかかります。
無料にする方法としては、
持込料が無料なら前向きに成約を検討する。
と言うと、持込料が無料になるケースが多いです。
下記の記事は、引出物について詳しく解説しております。参考にしてください。

映像関係
オープニングやプロフィールは持込無料が多いです。
ただ、きちんと会場で映るか確認が必要です。会場側も確認していると思いますが念のためです。
カメラマン
プロのカメラマンであれば、持込料がかかるor持込NGが多いです。
基本的に、料理を用意するなら友人扱いにしてもらえるため、持込料はかからないことがあります。
ほとんどの式場では、挙式に関しては移動して撮影ができません。そのため、会場側のプロに頼んだほうが無難でしょう。
花束・ブーケ
ほとんどの式場で、持込料がかかります。
ただ、花束の代わりに【子育て感謝状】や、お酒をよく飲む両親なら手作りの【おちょこ・グラス】などの記念品の持込なら持込料がかからないケースもあります。
司会者
持込料がかかるor持込NGが多いです。
ただ、友人にしてほしいと希望される新郎新婦は多いですね。
披露宴となると会社関係や親族も出席をするので、二次会よりフォーマルなパーティーになります。
そのため、会場によっては入念な打ち合わせが必要になり、双方に負担も大きくかかります。
また、演出の特徴も会場によって違うので式場が手配するプロに任せたほうが安心です。
2次会なら、ほぼ友人が司会をしています。
衣装
持込料がかかるor持込NGが多いです。
会場側としては、提携先もしくは自社の衣装を販売したいからです。
ただ、海外式などでドレスを購入しそのドレスを当日に着用したい、という理由であれば持込料を半額or無料なところもあります。
こちらから、「持込無料なら成約します」という交渉をすれば、無料にしてもらえる可能性はグッと上がりますね。
気に入った衣装なら、頑張って交渉してみましょう。
飲料
基本持込はNGでしょう。食品衛生のため断られます。
しかし、
などという理由であれば、その食材を使用して料理を作ってもらえることもあります。
ちなみに、待合室で封をしているお菓子であれば持込OKの会場もあります。
本当に式場によって大きく異なります。今回は傾向のお話なので、きちんと成約前に確認しましょう。
手作りのコツ

ウェルカムグッズ
代表的なのは、ウェルカムボードやウェルカムツリー・写真・ぬいぐるみなどです。
個人的には、結婚式で飾ったあと捨てるのはもったいないので家でも記念に飾れるグッズがオススメです。
- 100円均一で小物を購入し、完全に手作りをする人
- ネット通販で購入する人
新郎新婦によってもさまざまですね。
また、席次ボードというウェルカムグッズもオススメです。これなら、1人ずつ席次表を用意せずに済みます。
また、そこにメッセージを書いていただければ最高の思い出になりますね。
楽天市場に数は多くあるので、よければご覧ください。

さらに、Pinterestというアプリで、ウェルカムグッズの写真を見て参考にする人も多いですね。
ペーパーアイテム
招待状や席札・メニューカード・席次表のことを指します。
1からは難しいですが、ネットで調べるとテンプレート式になっているので簡単です。
また、会場で依頼するより半額以下が多いので魅力的ですね。
1番有名なのが「ピアリー」で、「ファヴォリ」、「ハッピーリーフ」が安く作れます。
ピアリーを使っている新郎新婦様は多いですね。安いのにかなりおしゃれです。
よければ、ピアリーの人気商品2つを貼っておきますのでご覧ください。
お願い
私からお願いがございます。
結婚式は高いですし、これからの生活を考えるとできるだけお金をかけたくないですよね。
しかし、費用を抑えることばかり考えないでください。
お金のことばかり考えると打ち合わせも楽しくないです。
真っ当な式場の結婚式はぼったくりではありません。だいたい利益って2割くらいです。
ただ、悪い会場は新郎新婦からお金をぼったくるのでご注意ください。
- 即決割引をし即決を求める
- 契約金をすぐ取ろうとする
- 契約する気がないのに長時間拘束される
- 他社の悪口を言う
- 見積もり内容がすっからかん
などです。
また、お金を抑えすぎてアイテムが貧相になるのもNGです。
せっかく来ていただいたゲストに失礼です。不満が出てきて、今後の関係に影響がでる場合もあります。
これは極端ですが、「2人の結婚式はケチだったね」とか言われたくないですよね。
豪華にする必要はありませんが、必要最低限なおもてなしをしましょう。
あなたの結婚式が1番楽しかったと言ってもらいたいですね。
まとめ

- 値引き交渉(即決割引をこちらから提案する)
- 持込をして費用を抑える
- 手作りをして費用を抑える
式場によって、できるできないは大きく異なるので、成約前にしっかり確認しましょう。
- しつこい値引き交渉
- 威圧的な交渉
- お金のことを考えすぎてアイテムが貧相になる