こんにちは、しょうたです。
今回は、
こういった疑問にお答えします。
この記事を書く私は、ブライダル業界歴6年。さまざまな式場会社を調査し、各式場の特徴を研究しています。また、大手エージェントへの繋がりもあり、ブライダル業界の動向を日々調査しています。
本記事では、ウェディングプランナーの1日について下記のとおり解説しますので、ぜひご覧ください。
- ウェディングプランナーの1日 〜平日編〜
- ウェディングプランナーの1日 〜結婚式当日編〜
- ウェディングプランナーの1日 〜休日編〜
私は以前このようなツイートをしました。
ウェディングプランナーになりたい人は、プランナーがどうのように1日を過ごしているのか、知っておくといいと思う。
プランナーの仕事ってかなり特殊なので、入社してから「毎日これはきつい」となる人も多い。
事前に知ることでイメージも覚悟もできるから、またブログやYouTubeで発信しよう。
ウェディングプランナーはどのような1日を過ごしているのか、一度は気になったことがあるのではないでしょうか?
実は、結婚式がある日とない日、打ち合わせがある日とない日では働き方が大きく異なります。
実際に就職や転職をした場合、どのような仕事をしていくのか・・・仕事をする前に把握しておきましょう。
紹介するウェディングプランナーの1日は式場によって多少異なりますが、一般的なウェディングプランナーの業務となります。
それでは早速、ウェディングプランナーの1日を見ていきましょう。
ウェディングプランナーの1日 〜平日編〜
土日は、結婚式をしたり打ち合わせをしたりとイメージがしやすいと思います。
ただ、平日って何してるの?って疑問に思った人はいませんか?
ウェディングプランナーの平日の仕事に迫っていきますね。
午前の仕事
9:30 出勤
会場やブライダルサロンの清掃など、OPEN準備を行います。
週に1回または月に1回は、プランナー同士のミーティングが入ることがあります。注意事項や業務でのお知らせ、ブライダルフェアの打ち合わせ、新規の結果や売上などの情報共有を全体で行います。
10:00 デスクワーク
- 新郎新婦からのメールチェック・・・ウェディングプランナーは信頼が命です。少しでも返信が遅れると新郎新婦は不安になります。なるべく、業務の最初に対応するように心掛けましょう。
- 新規のフェア予約、資料送付、問い合わせ対応・・・自社のホームページやウェブサービスから、これから結婚式を考えている新郎新婦のフェア予約や資料請求、問い合わせが入っていることが多いのですぐに対応しましょう。特に、資料請求や問い合わせはスピードが鍵です。遅いと新郎新婦の候補から外れることもあります。
- 打ち合わせの資料準備・・・事前に資料を準備したり打ち合わせ内容を確認しておきます。それを怠るとミスの元です。しっかり準備しましょう。
11:00 新規接客or打ち合わせ

- 新規接客・・・平日休みの新郎新婦も多いため、土日祝と同様に式場見学や見積もり説明などのブライダルフェアを行います。
基本、定休日以外はブライダルフェアを行っています。その中でも、土日はフェア内容が充実している傾向にあります。
土日と比べると混んでいることが少ないので、新郎新婦の時間が許す限りしっかり向き合えるのは平日のいいところですね。

- 打ち合わせ・・・自分が担当している新郎新婦と打ち合わせを行います。披露宴内容の打ち合わせを中心に、内容によっては専門スタッフ(カメラマンや音響、お花、ドレス、美容師など)に打ち合わせをバトンタッチすることもあります。専門スタッフが打ち合わせをしているときに、自分が打ち合わせをした内容をまとめると効率がいいですね。
ウェディングプランナーは効率よく仕事をする必要があります。
【ウェディングプランナーの仕事内容】打ち合わせ編こんにちは、しょうたです。 今回は、 こういった疑問にお答えします。 今回は、ウェディング...
午後の仕事
13:00 休憩、お昼ご飯
- 交代で休憩・・・ブライダルサロンは休憩時間もオープンしています。また、打ち合わせをしている人も多いので、交代で休憩を回していきます。
- 私の肌感覚ですが、ホテルやゲストハウスは賄いが提供されることが多いと思います。ない場合は、外食やお弁当持参になりますね。後に打ち合わせが入っていれば、ゆっくりランチを楽しむことは少ないです。
14:00 新規接客or打ち合わせ
内容は11:00と同じです。
来館予約なしで来られる新規の新郎新婦の対応をすることも。急に接客が入ることがありますので、いつでも出れるように心構えしておきましょう。
17:00 デスクワーク

新郎新婦との打ち合わせは重なることが多く、その都度処理をするのは難しいです。時間を見つけまとめて事務処理を行います。
- 発注作業・・・料理や飲み物、花、アルバム、映像、司会、衣装、引出物、引菓子など、各パートナー会社に新郎新婦が頼まれた商品を発注していきます。ここを間違えると取り返しのつかないことになりますので、事務作業でも気を引き締めて仕事をしています。
- データ入力・・・ウェディングプランナーは、会社に提出する報告書、書類作成などが非常に多いです。これも大切な仕事になりますので、事務作業といって手を抜かないようにしましょう。
- ブライダルフェアの企画・・・週末を中心に毎日行うフェア内容を考えていきます。どのようなフェアが喜ばれるのか、時代のニーズを読みながら設定します。また、フェア内容を式場紹介会社に共有をすることも大切ですね。
18:00 新規接客or打ち合わせ
内容は11:00と同じです。会社に勤めている新郎新婦がほとんどなので、仕事帰りの夕方から新規接客や打ち合わせをするのも珍しくありません。
20:00 退勤
お疲れ様です。この流れが平日の仕事内容ですね。
基本、早番・遅番と分かれていることもあるので、その場合は早く帰れる日には買い物をしたり、マッサージに行ったり、映画を見たり、勉強したりなどメリハリをつけているウェディングプランナーは多いですね。(もちろん、スタッフがいない場合などは、丸1日仕事をします。)
平日の特徴
平日のウェディングプランナーの1日はデスクワークが中心です。
その合間に接客が入ることがあるので、平日といえどハードワークですね。
繁忙期は接客が重なり、その過程で事務作業も多くなるので長時間労働になりやすいです。
また、式場紹介会社への営業訪問も欠かせない仕事です。式場紹介会社も土日が忙しいので平日に伺うことになります。
とは言っても、休憩する時間はありますし、閑散期ならそこまでハードにならない傾向です。
ウェディングプランナーの1日 〜結婚式当日編〜

今回は、午前11時からの結婚式を想定してウェディングプランナーの1日を紹介します。
挙式・披露宴準備
8:00 出勤
結婚式がある日は早めに出社をします。
新郎新婦をお出迎えする準備や必要資料のチェックを行います。
基本、担当している結婚式の3時間前に出社をします。
8:30 新郎新婦お出迎え
- お出迎え・・・待ち合わせ時刻の10分前にはお出迎えの準備をしましょう。ブライズルームにご案内する間は、新郎新婦とお話をして緊張をほぐしてあげるのもウェディングプランナーの仕事です。
- ヘアメイク、着付け開始・・・ブライズルームにご案内後、すぐに美容師がヘアメイクと着付けに入っていきます。基本、支度に時間がかかる新婦から始めていきます。
9:00 ミーティング、会場チェック

- ミーティング・・・新郎新婦がお支度をしている間、ウェディングプランナー、サービススタッフ、司会者、音響スタッフ、映像スタッフとミーティングを行います。当日の進行について最終のすり合わせは非常に重要です。
- 会場チェック・・・ミーティング前後に会場チェックをします。お花、音響(入場曲)、席札、メニューカード、席次、引出物、引菓子、ケーキ、祝電など本番前に全てチェックを終わらせます。
10:15〜10:30 挙式リハーサル・フォーマル写真撮影
- 挙式リハーサル・・・新郎新婦と両親で挙式のリハーサルを行います。ベールダウンやウェディングステップのやり方など、ここで通し練習ですね。牧師がリハーサルに加わる式場もあります。
- フォーマル写真撮影・・・挙式前に親族でフォーマルな写真撮影を行います。希望であれば、新郎新婦2人でフォーマル写真を撮影することもできます。
挙式

11:00 挙式スタート
挙式の進行は、牧師(人前式の場合は司会者)が行います。
新婦のサポートは、当日着付けを担当した美容師か介添えが担当します。
ウェディングプランナーは、挙式の進行を見守ったり、なかには挙式はサービススタッフに任せ会場チェックを行う式場もあります。
11:30 挙式後、フラワーシャワー・ブーケトス・写真撮影
挙式後はフラワーシャワーやブーケトス、希望であればバルーンリリースを行います。
今はブーケトスよりお菓子トスが流行っていますね。
また、親族とゲストの全員で写真撮影することもあります。
11:50 披露宴会場へご案内
新郎新婦は一旦ブライズルームへご案内し、ヘアメイク直し、もしくはチェンジを行います。
ここは美容師のスピードが求められます。
ゲストは会場へご案内し、新郎新婦の準備が整うまでウェルカムドリンクを楽しんでいただきます。
披露宴
12:00 披露宴スタート
基本、披露宴の進行は司会者を中心に、キャプテン、音響スタッフが進めていきます。
ウェディングプランナーは、トラブルは無いか、スケジュール通りに進行が進んでいるか、などを確認しておき、常に動ける状態で周囲に気を配っておく必要があります。
また、ケーキ入刀やお色直し、新郎新婦の先導など、メインシーンのときはウェディングプランナーが指揮を執ります。
14:30 御披楽喜(おひらき)
新郎新婦、両親に挨拶を行います。
ゲスト退場のときは、新郎新婦からプチギフトをお渡しするのでそのサポートをしたり、ウェルカムグッズの片付け、包装をします。
15:00 新郎新婦をブライズルームへご案内
ゲストお見送り後、新郎新婦をブライズルームへご案内します。
結婚披露宴の感想を話しながら移動すると良いですね。新郎新婦もウェディングプランナーも緊張からホッと一息つける瞬間です。
衣装の着替えは美容師に任せます。
16:00 新郎新婦お見送り
着替え後はウェルカムグッズの確認をしていただき、問題がなければお見送り(ホテルの場合はそのまま宿泊)します。
ここまでが結婚式当日の一通りの流れです。
17:00 休憩
ウェディングプランナーは、やっとここで休憩ができます。
無事、結婚式を成し遂げ安堵しますね。
夕方の業務に備えてゆっくり食事を取りましょう。
ここで終わりではありません。結婚披露宴が入っていても夕方の業務は行います。
午後からの業務
18:00 新規接客or打ち合わせ

土日祝は結婚披露宴だけでなく、新規接客や担当している新郎新婦の打ち合わせを行うこともあります。
20:00 デスクワーク
担当した結婚披露宴の書類・報告書を作成、データ入力などを行います。
また、結婚披露宴に携わったスタッフと反省会を行う場合もあります。
22:00 退社
お疲れ様です。
長い、ただし充実した1日が終わりました。
結婚披露宴がある1日はあっという間に過ぎますね。
次の仕事に影響しないようゆっくり疲れを癒しましょう。
土日祝の特徴
土日祝は多くの新郎新婦が休日になります。
なので、結婚披露宴が行われたり、ブライダルフェアを開催し式場見学に来られる新郎新婦の対応、打ち合わせに来館される新郎新婦も多い日です。
そのため、平日より非常に忙しくなります。
担当する新郎新婦の結婚披露宴が行われるときは、ウェディングプランナーは新郎新婦に寄り添い気遣い、問題なく進行しているか見守る役目があります。
ただ、それだけではありません。
トラブルが発生したときは、ウェディングプランナーがその場の責任者となります。
状況をよく観察をして、的確な指示や対応が必要です。
場合によっては、ウェディングプランナーは全責任を負い謝罪をすることもあります。
このように、土日祝が特にハードワークとなり長時間の仕事もこなしていかなければなりません。
また、どんなに疲れていても表情に出さず、常に笑顔で元気よく振舞う力が必要です。
ウェディングプランナーが、結婚披露宴に携わらない式場もあります。
ウェディングプランナーは打ち合わせだけを行い、結婚披露宴当日はサービススタッフに任せるスタイルです。
ウェディングプランナーの負担軽減にも繋がっていますが、当日を見守れないのは物足りなさも感じますね。

ウェディングプランナーの1日 〜休日編〜

平日と土日祝日を見てきて、ウェディングプランナーって閑散期にしか休日はなさそう・・・。と思われている人も多いかなと思います。
ひと昔は休みなく働いていましたが、時代も変化し、今では普通に休日はあります。
シフト制
式場によっては定休日を設けているところもあります。
基本、1ヶ月に8日休みが一般的ですね。ただ、連休は取りにくい傾向にあります。
土日祝は、結婚披露宴が入っていたり、打ち合わせ・ブライダルフェアも開催しているのであまり休めませんね・・・。
土日祝でも休める場合もある
ウェディングプランナーは、土日祝の出勤は当たり前です。
しかし、閑散期はシフトを調整して、土日祝が休める式場も増えてきています。
有給や慶弔休暇なども取りやすくなっていますね。
フレックスタイム制
土日祝はどうしても長時間労働になりがちです。平日の倍働くこともありますね。
なので、その超過分を平日割り当て、平日は時短勤務を採用している式場も多く出てきました。
また、勤務時間の調整の他に、新郎新婦の打ち合わせ時間に合わせて出勤時間を調整することもあります。
そのほかに、誕生日休暇やアニバーサリー休暇など、式場独自の休暇制度を導入しているところもあります。
下記の記事は、【仕事ができるウェディングプランナーの休日の過ごし方】の記事です。合わせてご覧ください。

しょうたの休日
現役ウェディングプランナーの私の休日を紹介します。
興味のない人がほとんどだと思いますので、呼び飛ばして大丈夫です(笑)
7:30 起床、身支度
前日がどれだけ遅くともこの時間に起きるようにしています。
起床後はすぐに歯磨き、洗顔を行い身支度をします。
8:00 朝食
最近はバナナオンリーですね。
8:30 副業
数ヶ月前から副業にハマり、今はブログの執筆やYouTubeをしています。
将来的には動画編集も学び、「現役ウェディングプランナーが結婚式の動画を作成する」といった仕事も考えています。
11:30 読書

ビジネス書籍やブライダル業界の雑誌を読んだりしています。
ちなみに、実物の本を買う派ですが、最近は電子書籍にも興味があります。
12:30 昼食
近くに、安くて美味しい個人店のレストランがありますのでそこで休憩をします。
13:30 買い物
スーパーへ買い物に行きます。夜ご飯だけ自炊するのでその買い出しです。
14:30 外出or副業(読書)
ウェディングプランナーは遊ぶことも大切です。
外に出て、今流行っているものは何か情報収集を行います。人と会うことも大切ですね。
雨の日や外出しないときは、副業や読書をしています。
18:00 夜ご飯
少し早めに夜ご飯を作り食べます。夜はあまり外食はしないですね。
19:30 お風呂
疲れを癒しながらゆっくり入ります。
20:30 副業or読書
この時間はハードにせず、全くしない日もあります。
23:30 就寝
できるだけ日付が変わらないうちに寝るようにしています。
ウェディングプランナーは、精神的・肉体的にも正直かなりハードワークです。
ただ、ウェディングプランナーの1日を見て充実しているようには感じないでしょうか?
人対人との仕事なので難しいこともありますが、とてもやりがいのある仕事です。
もちろん、休日もしっかりあります。プライベートも守られ、ちゃんとリフレッシュができますよ。
まとめ

デスクワークが中心です。
- 新郎新婦からのメールチェック
- 新規のフェア予約、資料送付、問い合わせ対応
- 打ち合わせの資料準備
- 発注作業
- データ入力
- ブライダルフェア企画
など、土日祝に溜まった仕事を平日にまとめてします。
平日休みの新郎新婦もいますので、新規接客や打ち合わせをすることもあります。
また、式場紹介会社への営業訪問も大切な仕事です。
結婚披露宴、打ち合わせ、新規接客が中心です。
平日よりかなり忙しく、ハードワークとなり長時間の仕事もこなしていかなければなりません。
また、結婚披露宴にトラブルがあれば、ウェディングプランナーがその場の責任者となります。
状況をよく観察をして、的確な指示や対応が必要です。
場合によっては、ウェディングプランナーは全責任を負い謝罪をすることもあります。
特に土日祝は、どんなに疲れていても表情に出さず、常に笑顔で元気よく振舞う力が必要です。
- シフト制
- 土日も休める環境あり
- フレックスタイム制
- 式場独自の休暇制度
など、休みがなさそうと思われるウェディングプランナーですが、きちんと休日はあります。
この休日でリフレッシュをして仕事に取り組みましょう。
繁忙期は連休が取りにくいですが、閑散期は旅行にも行ける連休は取れます。
ウェディングプランナーは、日々忙しい仕事をこなしていく必要があります。
ただ、同じ仕事でも新郎新婦が違うので1つ1つが新鮮な仕事です。
新郎新婦ごとに話の内容や特徴が違うので、それも楽しい仕事のひとつ。
ウェディングプランナーは大変なことも多いですが、やりがいがあり仕事も休日もかなり充実した日々を過ごしています。
ウェディングプランナーに憧れている人なら、一度ブライダル業界で働いてみてください。