検索意図とは?SEOでの重要性や調べ方・記事作成の方法も解説

「検索意図って?検索意図はSEOに重要?」
「キーワードから検索意図を把握することが大切みたいだけど、検索意図に沿った記事作成方法を知りたい」
こういった悩みにお答えします。
監修者:しょうた
この記事を書く私は、Webマーケティング会社のSEOコンサルタントとしてさまざまな企業サイトを担当。現在は美容クリニックの専属Webマーケターとして働いています。SEOで上位表示を目指すサイト設計やキーワード選定、コラムの執筆などをしています。
キーワード選定をしてから記事作成!これだけでは、SEOで上位表示は取れません。「SEOで上位表示を取る」「アフィリエイトで稼ぐ」なら検索意図の理解が重要です。
検索意図とは、「ユーザーがなぜそのキーワードで検索したのか?」「どんな問題を解決したいのか?」といった検索した理由・目的のこと。
まだ頭に?(ハテナ)がついている人は、この機会に一緒に勉強しましょう!
この記事では、SEOにおける検索意図の重要性や調べ方、検索意図に沿った記事作成・SEOライティング方法を解説しています。
SEOやアフィリエイトの世界で生きていくなら、検索意図の理解は超重要です。たった3分で読めるので、最後までご覧ください。
検索意図とは?【検索した理由・目的のこと】
先述のとおり検索意図とは「ユーザーはなぜそのキーワードで検索したのか?」「どんな問題を解決したいのか?」といった検索した理由・目的のことです。
検索意図がなぜSEOに重要かというと、Googleのアルゴリズムは「ユーザーに役立つコンテンツ」(検索意図)が上位表示されるから。
これは、Googleが掲げる10の事実にも同じようなことが書かれています。
一般人が日記のような記事を書いても、アクセスが集まらずSEOで上位表示はできません。日記だけではなく、検索意図を無視した記事全般にいえることです。
ユーザーの悩みが解決しない記事……
とりあえず記事を書く
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一時的に検索順位が付く
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ユーザーがアクセスしても、悩みが解決しないためすぐに離脱する
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離脱したユーザーは他のサイトに流入する
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Googleからの評価が下がり、検索順位が下落する
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とりあえず記事を書く
上記のように負のループに入ってしまいます。これはぼくも経験済み。検索意図を意識しはじめてから、アクセスや滞在時間は右肩上がりになりましたよ。
ユーザーの悩みが解決できる記事とは?
これを意識するだけで、競合記事とも差別化ができます。
つまり、SEOよりユーザーの悩みを解決してあげる記事内容のほうが、より早く安定的にSEOで上位表示が取れてアフィリエイトでも稼げます。
これからは、検索意図を意識した記事を書いていきましょう!
SEOにおける検索意図の重要性【必須スキル】

SEOで上位表示を安定的に取り続けるためには、検索意図の理解は超重要です!
検索意図が理解できる
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SEOで上位表示が取れる
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アクセスや滞在時間が伸びる
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記事から収益が出る
検索意図を満たした記事なら、上記のような好循環になります。いいこと尽くしですね。
参考として、ぼくのアナリティクスデーターを貼っておきます。(20年7月〜21年12月)

※アクセスをそのまま公開するとGoogleの規約違反になるので、一部数字を消しています。
ぼくは、21年5月ごろからブログの方向性を変えました。具体的には、ブライダル系記事からSEO系記事です。
このとき、検索意図を理解しつつ記事を執筆。そうすると、上記のようにアクセスが伸びました。たまに下がったり停滞したりしていますが、SEOはこんなものです。
弱小ブログでも検索意図を理解すれば、じわじわと伸びる感じです。
検索意図の調べ方(自分で考える&脳内相談が1番おすすめ)
「検索意図の重要性がわかったけど、どうやって調べればいいの」このような疑問が生まれると思うので、検索意図を調べる方法を紹介します。
具体的には下記4点の方法があります。
- 脳内で相談してみる
- 関連・サジェストキーワードを確認する
- 見出しをチェックする
特に、1と2が重要で、慣れれば簡単に検索意図がわかりますよ。
順番に解説します。
検索意図を自分で考えてみる
たとえば、検索キーワードが「沖縄 気温 4月」だったとします。このキーワードの検索意図は“服装”です。
「4月の気温を知りたいんじゃないの?」このように思った人が多いはず。
「沖縄 気温 4月」で検索する人は、4月に沖縄へ行くため現地の気温を知りたい人。気温を知りたい理由は服装選びに必要だからです。
なので、「沖縄 気温 4月」のキーワードに対して「4月の気温だけ」を書くのは、検索意図を満たしていない不十分な記事。
もう少し深掘りをすると、下記の検索意図も考えられます。
- 4月にできるアクティビティを載せる
- 有名な観光地やグルメを載せる(沖縄初心者の可能性があるため)
- 観光用や仕事用の服装を載せる(沖縄に行く理由が観光or出張だから)
ただ、全部書いてしまうと長くなりすぎるので、観光やグルメ、アクティビティは内部リンクで別記事に飛ばす感じでOK。
上記が検索意図の考え方です。
「沖縄に行く友だちが、沖縄に詳しいあなたに相談しているイメージ」で考えると、顕在ニーズ・潜在ニーズもわかってきますよ。
内部リンクや記事設計についてもっと詳しく知りたい人は、トピッククラスターとは?【SEOに強いサイト作りの教科書】をご覧ください。
検索意図は脳内で「相談」をすればわかる
友だちが4月に沖縄へ行くとします。そのとき、友だちが沖縄に詳しいあなたに相談しているイメージを脳内でしてみましょう。(友だちの名前をAとします)
いかがですか?
友だちがあなたに相談したことで検索意図が探せました。
今回友だちが知りたかったことは下記の4点です。
- 4月の沖縄の気温
- 4月に沖縄に行くときの服装
- 沖縄のおすすめ観光地
- 沖縄のイチオシグルメ
このような情報を入れて記事を作成すればOKです。
もし検索意図に苦戦したら、脳内で友だちに相談してヒントを見つけましょう。
検索意図を見つける方法は上記2つが1番おすすめです。しかし、初心者の中には難しいと感じる人もいると思うので、他にも調べる方法を紹介しますね。
関連・サジェストキーワードを確認する
関連キーワード(検索結果下部に「他のキーワード」と表示されるキーワード)とサジェストキーワード(検索窓にキーワードを入力したときに表示されるキーワード)が参考になります。
ユーザーの問題が解決できるように「関連性の高いキーワード」や「検索意図に関連するキーワード」を、Googleのアルゴリズムにより表示されるものです。意外な検索意図が隠れているかもしれませんね。
関連・サジェストキーワードを調べるツールとして、ラッコキーワードを活用しましょう。
関連・サジェストキーワードだけではなく、「教えて!goo」や「Yahoo!知恵袋」といったお悩みキーワードも調べられます。
お悩みキーワードはユーザーの悩みを解決するサイトなので、検索意図の答えが反映されているはずです。
ただし、関連・サジェストキーワード・お悩みキーワードを元に片っ端から記事を書いても意味はありません。参考程度に留めておくほうがいいですね。
関連・サジェストキーワードについては、関連キーワードとサジェストキーワードの違いとは?【SEOに効果的なのは関連キーワード】をご覧ください。
見出しをチェックする
Googleの検索結果を分析する方法です。上位表示されているサイトの見出しを一つずつ書き出しましょう。
このとき、マインドマップを使うとわかりやすいですよ。詳しくは下記の画像のとおり。
※検索キーワード→「SEOとは」
検索結果で上位表示するためには、上位表示されているサイトの見出しは網羅しましょう。なぜなら、上位表示されているということは……検索意図を満たしているからです。
Googleはユーザーの検索意図を満たした記事を上位表示させます。そのため、上位表示されている見出しを網羅しないといけないのは当然のこと。
プラスα一次情報(体験談)を入れると効果的です。
「SEOとは」というビッグキーワードは見出しが多くなるため、最初はロングテールキーワードを狙うといいですね。
ロングテールキーワードについてもっと知りたい人は、ロングテールキーワードとは?【サイトのアクセスを倍増させる攻略法】をご覧ください。
検索意図の調べ方は以上です。慣れれば簡単ですよ。
検索意図に沿った記事作成・SEOライティング方法
検索意図の重要性や調べ方がわかったところで、「記事作成やSEOライティング方法がわからない」という人もいるでしょう。
最後に、検索意図に沿ったライティングを解説します。
結論、下記3つの手順でOKです。
- キーワードを決める
- 読者の悩みをハッキリさせる
- 読者の悩みを先読みして解決させる
順番に解説しますね。
キーワードを決める
キーワードを決めないとSEOで上位表示できません。
キーワードを決める=記事設計と同じことです。設計書なしで建てられた家に住みたくないですよね。キーワードを決めずに記事を書くことは、設計書なしで建てられた家と同じ。自己満足の記事です。
ちなみにこの記事では、「検索意図とは」「検索意図 SEO」というキーワード設定をしています。
読者の悩みをハッキリさせる
想定読者の悩みは「検索意図はSEOにとって需要なのか」です。しかし、SEOでの重要性ばかり羅列しても上位表示は難しい。
なぜなら、「そもそも検索意図ってなに?」「検索意図の調べ方がわからない」という悩みが出てくるからです。
読者が次に悩むであろう問題を先読みして解決できる記事
これくらい深掘りしないと、今のSEOで戦っていくのは難しいでしょう。
読者の悩みを先読みして解決させる
ここが1番重要。先述のとおり、読者が次に悩むであろう問題を先読みして解決できる記事が、検索意図を満たした記事です。
この記事を例に挙げますね。
- メインの悩みは「検索意図はSEOにとって需要なのか」
- 検索意図はSEOにとって重要とわかったあとは、「そもそも検索意図とは?」「検索意図の調べ方がわからない」となる
- 検索意図の説明や調べ方を解説する
- 上記の問題が解決したら、実践に取り入れたいとなる
- 検索意図に沿ったSEOライティング方法を教える
この記事も上記と同じような構成になっています。
※検索意図の意味を知らない人が多いため、あえて最初に「検索意図とは」と持ってきています。
1つの悩みが解決したら、また新たな悩みが出てくる。これを踏まえて、読者の悩みを先読みしながら記事を書いていけばOKです。
検索意図のまとめ
今回は、検索意図について、SEOでの重要性や調べ方・記事作成方法を解説しました。
①検索意図とは、「ユーザーはなぜそのキーワードで検索したのか?」「どんな問題を解決したいのか?」といった検索した理由・目的のことでした。
②SEOにおける検索意図の重要性は下記のイメージでした。
検索意図が理解できる
↓
SEOで上位表示が取れる
↓
アクセスや滞在時間が伸びる
↓
記事から収益が出る
③検索意図の調べ方は下記の4つでした。
- 検索意図を自分で考えてみる
- 脳内で相談してみる
- 関連・サジェストキーワードを確認する
- 見出しをチェックする
④検索意図に沿った記事作成・SEOライティング方法は下記の3つでした。
- キーワードを決める
- 読者の悩みをハッキリさせる
- 読者の悩みを先読みして解決させる
以上です。
検索意図に沿った記事を書けば、ブロガーならアフィリエイトで稼げる・ライターなら文字単価が上がる、などメリットしかありません。
読者の悩みを自分の悩みと置き換えれば、検索意図は自然とわかります。普段から読者の悩みを意識するといいですね。
これからも良質な情報発信をします。
それでは、次回の記事を楽しみにお待ちください。