SEO対策のキーワード選定をする方法【キーワード選定に使うツールも解説】

「SEOで上位表示させたい」
「SEO対策に最適なキーワード選定の方法を知りたい」
「キーワード選定をするときに使うおすすめのツールを知りたい」
こういった悩みにお答えします。
監修者:しょうた
この記事を書く私は、Webマーケティング会社のSEOコンサルタントとしてさまざまな企業サイトを担当。現在は美容クリニックの専属Webマーケターとして働いています。SEOで上位表示を目指すサイト設計やキーワード選定、コラムの執筆・内部対策などを担当しています。
「とりあえず、思いついたキーワードで記事を書いている」
個人も企業でも、これはよくある話です。
しかし、思いついたキーワードで記事を書いてもSEOで上位表示はできません。
- 検索ボリュームを見てニーズがあるキーワードで記事を書く
- SEOの難易度を調べ、難易度が低いキーワードを攻める
そうすれば上位表示が可能です。
今回は、「SEO対策のキーワード選定」や「キーワード選定に使うツール」について解説します。キーワード選定をしてから記事を書くとサイトのアクセス数が増えて成約率も上がり、最終的に売上アップに繋がります。
手探りでメディア運営をしているあなた、Web担当者のあなた向けです。ぜひ最後までご覧ください。(3分程度で読み終わります。)
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SEO対策のキーワード選定をする方法
キーワード選定をする方法について下記のステップで解説します。
- メインキーワードを決める
- ラッコキーワードでサジェスト(関連)キーワードを調べる
- キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
- マインドマップでキーワードを分類する
- 分類したキーワードでトピッククラスターを作る
- トピッククラスターを元に記事を書く
- 派生キーワードも書く
時間はかかります。
ただ、適切にキーワード選定をして記事を書くと、SEOでも上位表示されやすいでしょう。
1.メインキーワードを決める
まずは、自サイトが獲得したいメインキーワードを決めます。メインキーワードは、自サイトにとって関連性が高い&成約に近いキーワードです。
メインキーワードを決めることで、記事の方向性が見えます。記事の質も高まり、一貫性がある記事を書くことができるでしょう。
例として、下記に具体例なメインキーワードを記載しています。
- ジムを運営➡︎ジムウェア、ジム+地域など
- 美容外科を運営➡︎脱毛、永久脱毛、美容外科+地域など
- 英会話教室を運営➡︎オンライン英会話、英会話教室など
- 中古車販売を運営➡︎中古車買取、事故車買取、廃車買取など
- 不動産会社を運営➡︎不動産投資、不動産買取、不動産売買など
このように、「検索ボリュームが多いキーワード」「シンプルなキーワード」「成約・購入に近いキーワード」をメインキーワードにするのがおすすめです。
2.ラッコキーワードでサジェスト(関連)キーワードを調べる
無料ツールのラッコキーワードは、国産のサジェスト(関連)キーワード取得ツールです。
Googleだけでなく「Bing」や「YouTube」のサジェストキーワード、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」のQ&Aサイト・トレンド情報を一括で取得できます。
また、下記の機能も使用可能です。
- クリップボードにコピーできる
- Google検索にワンクリックで移動できる
- 五十音順、アルファベット順に表示できる
- 全キーワードをCSV形式でエクスポートできる
検索窓に何か調べたいキーワードを入力したとき、自動的に表示される検索候補のこと。
今回は、この記事を書くときに使った「キーワード選定」を調査しました。
ラッコキーワードを用いて、下記のようにサジェストキーワードを調査します。
このキーワードをスプレットシートやエクセルでエクスポート(書き出し)して、関連してそうなキーワードを目視で選定します。
ここでいうと「kw 選定はいらないかな?」って感じで選定します。(画像が切れているので見えません笑)理由は下記の2つ。
- 「kw」で検索する人は少ないから
- 仮に検索しても、今のGoogleは「kw」のことを「キーワード」と認識するから
選定が終われば、キーワードプランナーでボリュームを調べます。
サジェストキーワードと関連キーワードについてもっと知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。
3.キーワードプランナーで検索ボリュームを調べる
ラッコキーワードで選定したキーワードを、キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に貼り付けて検索ボリュームを調べます。
このリストも、ラッコキーワード同様にスプレットシートやエクセルでエクスポート(書き出し)します。
エクスポートしたら、ボリューム選定です。SEO対策のキーワード選定なので、ボリュームが0のキーワードは消去します。10でもボリュームがあるキーワードを残して、マインドマップでキーワードを分類しましょう!
なお、広告を運用していない人は、検索ボリュームが「10~100」というようにおおよその数字しか出ません。
ちなみに、キーワードプランナーはキーワードの難易度もわかります。できるだけ、検索ボリュームが多くキーワード難易度が低いものを選びましょう。
キーワード難易度が高いと、上位を取るにはドメインも強くないといけないからです。
4.マインドマップでキーワードを分類する
キーワードプランナーで選定したキーワードを、マインドマップツール(MindNode)にコピペします。

その後、下記の写真のようにキーワードをカテゴリ別に分類します。

キーワードをカテゴリ別に分けるときに、サブツールとしてKeysearch Betaがおすすめです。ざっくりとカテゴリを分けてくれるので、それを見ながら大量のキーワードの仕分け作業を行います。
5.分類したキーワードでトピッククラスターを作る
トピッククラスターとは、トピック(コンテンツ)を戦略的にまとめることで、一つひとつのコンテンツのSEO評価を高める戦略です。
サイトの構造を改善して、コンテンツの関連性を Google が認識しやすくなるメリットがあり、順位向上に繋がる対策です。
最近注目を集めるメディアコンテンツの整理方法の1つですね。仕分けしたキーワードをまとめて、トピッククラスターを作成していきます。
実は、4番目の「マインドマップでキーワードを分類する」と、5番目の「分類したキーワードでトピッククラスターを作る」がSEOで最重要なポイントです。
下記は、トピッククラスターについて詳しくまとめた記事です。
少しは参考になると思うので、合わせてご覧ください。
6.トピッククラスターを元に記事を書く
時間をかけて選定したキーワード、それを元に作成したトピッククラスターから記事を書くことで、SEOの順位も向上しやすくなります。
✔️記事の優先度を考える
記事を書くにも優先度があります。
ただ記事を書くのではなく、優先度を付けて記事を書きましょう。
具体的には下記のとおり。
- 集客記事(悩みを解決する記事)
- 比較記事(複数の商品を比較する記事、ランキング形式で紹介する記事)
- 商標記事(商品の紹介をする記事)
ブログでも企業サイトでも、SEOの目的は「売上を上げること」です。なので、収益が上がりやすい記事から執筆することをおすすめします。
優先度としては「商標記事→比較記事→集客記事」です。キーワードを細かく確認しながら記事を執筆していくことがポイント。
- 集客記事→コンバージョンから遠い
- 比較記事→コンバージョンから近い、比較検討段階
- 商標記事→コンバージョンからかなり近い
全ての記事が完成したら、集客記事から比較記事、商標記事に飛べるよう内部リンクを貼ることも忘れずに!
下記は、検索キーワードについて詳しくまとめた記事です。
合わせてご覧ください。
【売上やアクセス数が爆増する】検索キーワード3種類を解説を読む▶︎
7.派生キーワードも書く
ライティング中に必要と感じた「派生キーワード記事」も作成しましょう。
どういうことなのか、例を2つ出しますね。
✔️この記事も派生キーワードがある
実はこの記事を書くときに、「サジェストと関連キーワード」「ロングテールキーワード」「トピッククラスター」「検索ボリューム」などの記事も必要だと感じています。
メインキーワードからのサジェスト・関連キーワードだけでなく、そこから派生したキーワードも記事にすることで、網羅的にまとまったサイトになるのです。
ネタが尽きることはありませんね。
✔️Amazonの派生キーワード
みんなお馴染みのAmazonにも派生キーワードがあります。
具体的には、商品ページから口コミ・レビューに派生していますね。商品ページの中にレビュー記事があり、レビュー記事はそれぞれ独立した記事になっているイメージです。
英会話や脱毛サロンも同じです。
料金の比較はもちろんですが、競合のレビュー記事も派生記事になります。
これを繰り返していきます。SEOの上位表示は時間がかかりますね。
ただ、これで高品質な記事が書ければ、SEOで上位表示を維持し続けられるでしょう。
以上が、SEO対策のキーワード選定をする方法です。
メインキーワードの関連記事を書きつつ、派生記事も書いていく。→ そして、次のメインキーワードも狙っていきましょう。手順は全て同じです。
完成したキーワードをリスト化してスケジュールに落とし込めば、ロードマップも完成!
ロングテールキーワードも狙う
SEOはキーワード取り合戦です。つまり、たくさんのキーワードで検索結果に露出するかが大切。
キーワードには、「ビッグキーワード(SEO)」「ミドルキーワード(SEO キーワード選定)」「ロングテールキーワード(SEO キーワード選定 やり方)」があります。
- ビッグキーワードは、訪問者数が多くコンバージョン率は低い
- テールキーワードは、訪問者数もコンバージョン率も普通
- ロングテールキーワードは、訪問者数が少なくコンバージョン率は高
基本、ビッグキーワードは競争率が高いので、ロングテールキーワードも狙いつつ確実にコンバージョンを増やしていきましょう。検索ボリュームが10でも狙いますよ!
ロングテールキーワードの抽出方法は下記のとおりです。この方法だと、キーワードプランナーでは抽出できない細かいキーワードも拾えます。
Ubersuggestにアクセスしてキーワードを入力する
上記のように、ロングテールキーワードを取得できます。これも記事にしましょう。
下記は、ロングテールキーワードについて詳しくまとめた記事です。
合わせてご覧ください。
ロングテールキーワードとは?【サイトのアクセスを倍増させる攻略法】を読む▶︎
キーワードプランナーで抽出したキーワードと被らないようにする
Ubersuggestで抽出したロングテールキーワードを見ると、キーワードプランナーで抽出したキーワードと被っていることが多くあります。
- 先に、キーワードプランナーでキーワードを抽出して記事を書く
- その後、Ubersuggestでキーワード抽出して記事を書く
この場合、キーワードが被っているので記事は重複します。重複したキーワードはSEOでマイナスなので注意しましょう。
1キーワードに対して、1記事書く
これが基本です。
適当に記事を書くと、1キーワードに対して2記事とかになります。すると、Googleのアルゴリズム的にどちらの記事も上がりづらくなり、訪問数アップに繋がりません。
辛いですが、最初に時間をかけてキーワード選定をすることが大切だとわかりましたね。
キーワード選定や記事作成に使うおすすめのツール
キーワード選定で使うツールを紹介します。基本は無料ツールで大丈夫ですが、精度を上げるには有料ツールも必要です。
無料ツールでも「一部有料」があるので、精度を上げるために課金するのもありですね。ここでは、無料と有料に分けて紹介しますので、参考にしてください。
無料ツール
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー(一部有料)
- Ubersuggest(一部有料)
- MindNode(一部有料)
無料ツールは、この記事のように使っていけばOKです。
有料ツール
有料ツールは、記事作成に慣れてからでOKです。個人的には、初心者の人には不要かと。
ただ、あるとパフォーマンスは上がるので紹介します。具体的には下記の3つです。
- SEMrush
- 文賢
- GRC
順番に紹介します。
SEMrush
有料ツールの「SEMrush」は、全世界700万ユーザーを突破したオールインワン型のSEOツールです。自社サイトや競合サイトのSEOに関わるさまざまな調査や分析を行うことができます。
具体的な機能は下記のとおり。
- 競合調査
- 広告分析
- SNS分析
- 被リンク調査
- キーワード調査
- トラフィック分析
- ランクトラッキング
- キーワードの難易度分析
プランは「Proプラン:$119.95/月」「Guruプラン:$229.95/月」「Businessプラン:$449.95/月」と高額なので、最初はなしでいいかと思います。
文賢
文賢は、株式会社ウェブライダーが提供するツールです。
具体的には、独自に研究を続けた「100を超える視点」を用いて、あなたの文章をチェックします。そして、より良い文章を書くための改善点を提案してくれます。
「読みやすくわかりやすい文章」「人を傷つけない文章」を書くためには、 第三者のチェックが必要です。
文賢は、あなたの文章をサポートするパートナーですね。
GRC
GRCは、すべての検索キーワードの順位をチェックすることが可能です。キーワード選定とは関係ないですが、記事を書いてそのままはよくありません。
記事を書いたら順位チェックをして、伸び悩んだらリライトしましょう。そうして、SEOで高評価の記事ができあがるのです。
SEO対策のキーワード選定は簡単だけど疲れる
キーワード選定は、慣れれば簡単です。
この記事の方法を使えば、正しくキーワード選定ができます。きちんと検索ボリュームも見て、狙いたいキーワードを選定しましょう。
とはいえ、キーワード選定ができてもクオリティが低いと意味がありません。読者の満足度が高い記事を作成することも大切です。
時間をかけて、コツコツと良質な記事を積み上げていきましょう!
以上です。
もしわからないことがあれば、TwitterのDMまでどうぞ。
時間はいただきますが、変わりにキーワード選定をすることも可能なのです。お気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも良質な情報発信をします。
それでは、次回の記事を楽しみにお待ちください。
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